サンクスギビング旅行9日目:ヴァージニア州アーリントンの朝食

  • 2014.11.30 Sunday
  • 22:42
JUGEMテーマ:食べある記|グルメ旅行アメリカ生活

サンクスギビング旅行もいよいよ最終日。この日は、ワシントンDCのユニオン・ステーションから午前11時過ぎの長距離列車に乗ってボストンへ戻る。比較的余裕のあるスケジュールなので、朝はホテルがあるヴァージニア州アーリントンのダイナーで朝食をとることにした。Bob & Edith's Dinerという名前のダイナーだ。地元では人気があるらしく、日曜の朝から並んで待つ人が絶えない。店のウェブサイトはないが、Yelpなどの口コミサイトではわりと高評価である。
14-11-30-10__.jpg

こちらがメニュー。いかにもダイナーらしい。
14-11-30-02__.jpg
カウンター席の前にあるパイケースにも心惹かれるが、朝から大きなパイのスライスというわけにもいかない(笑)。
14-11-30-06__.jpg

肌寒い日だったので、まずはチキンスープをオーダー。日本人にとって、朝食メニューにスープがあるのはとてもうれしい。伝統的なスタイルでシンプルだけれど、しょっぱすぎず(アメリカのダイナーなどでこういうスープを頼むと、一日中加熱されて煮詰まっているせいか、とても塩分が濃いことが多い)、とても食べやすかった。野菜がしっかり多めに入っているのもうれしい。
14-11-30-05__.jpg
スタンダードに目玉焼き、ベーコン、トーストの朝食。ホームフライ(ゆでたジャガイモを炒めたもので、ダイナーの朝食メニューには必ずこれがついてくる)のかわりにまたグリッツを注文する。美味しいグリッツはまた当分食べられないだろうなあ。夫はオムレツ。
14-11-30-08__.jpg
満足してポトマック河を隔てたワシントンDCへ向かう。途中で目を引いた巨大オブジェ。米空軍の施設にあるメモリアルだそうだ。
14-11-30-01__.jpg
続きを読む >>

サンクスギビング旅行八日目:フロリダからヴァージニアまでドライブ

  • 2014.11.29 Saturday
  • 23:29

土曜日。朝起きてホテルのバルコニーからビーチを見下ろす。
14-11-29-01__.jpg
朝食後出発し、この日は一気にヴァージニア州アーリントンまでドライブする。アーリントンはワシントンDCとポトマック河を隔てた町で、戦死者を弔うアーリントン国立墓地で有名だ。

この日はとにかくひたすら走った。ガソリンスタンドに立ち寄ってガソリンの補給とトイレ以外は休憩もほとんどなし。高速なのであまり面白い景色もない。

でもせっかく南部を通るのだから、というわけで遅いランチをサウスキャロライナ州で食べることにした。夫が前もってリサーチしてくれたのだ。

夫が選んだのはTubb'sというシーフードレストラン。フローレンスという町にある。南部料理には詳しくない私だが、なかなか面白そうだ。
14-11-29-14__.jpg
14-11-29-15__.jpg

壁の黒板にぎっしり書かれたメニュー。
14-11-29-16__.jpg

もちろん紙のメニューもある。
14-11-29-17__.jpg

私は南部出身の友人が数日前にフェースブックに投稿していた食べ物、シュリンプ&グリッツを注文してみることにした。グリッツと言えば朝食のイメージだが、これはかなりボリュームがあるらしい。夫はバーベキューポークのミニサンドイッチ。飲み物はいわゆるメイソンジャーに入って出てくる。もともと自家製のジャムやピクルスなどを入れて保存するために売られているガラス瓶だが、最近これを食器として使うのが流行っているようだ。中にサラダを具ごとに層になるようにして詰めたりするレシピもネットで広まっている。素朴なカントリーっぽい感じでこれのふたに穴をあけてストローを刺してコップがわりにしたりといろいろな用途が提案されているのである。
14-11-29-18__.jpg

そして料理が運ばれてくる。まずはおなじみのハッシュパピー。アメリカンドッグの衣だけ、という感じ。ここではピリっと辛いチーズソースがついてきた。
14-11-29-19__.jpg

夫のポークサンドイッチ。柔らかくてジューシーで美味しかったそうだ。
14-11-29-21__.jpg

そして私のシュリンプ&グリッツ。こ、この量はすごい。グリッツはとうもろこしを粗挽きしたものをやわらかく煮込んだお粥状のものだが、かなり濃厚である。それがどんぶり一杯分くらいの量なのだ。その上にいわゆるグレイビー(肉汁を小麦粉で溶いて濃く味付けしたもので、普通はローストした肉のソースに使う)がたっぷりかかり、角切りベーコン、さっと火を通した新鮮な海老、そして輪切りにしたスパイシーなソーセージがどっぷりと入っている。日本人なら四分の一でもうギブアップするボリュームである。私もそのくらいしか食べられなかった。とにかく重い(笑)。でも美味しい。南部の人にとってはソウルフードの一つだそうだ。
 
14-11-29-24__.jpg
旅行中なので残りを持ち帰るわけにもいかず、もったいないなあ、申し訳ないなあ、と思いつつも(ウェイトレスさんも「量多いですもんね」と笑っていた)レストランを出て再びドライブ続行。

夜、アーリントンが近くなったところで少し手前のフレデリックスバーグという町のイタリアンデリカテッセンの店、Basilicoというところで夜食。この店のフェースブックページの方が見やすいかもしれないので張っておく。

ここはお菓子もとても美味しそうだった。ケーキのケースの美しいこと。昼が遅かったのであまりおなかはすいていなかったが、思わず試したくてプチフールを一個買う。かなり美味しかった。
14-11-29-27__.jpg

土曜日の閉店間際だったが、まだけっこう人がいた。ジェラートも人気らしく、家族連れが美味しそうに食べていた。
14-11-29-28__.jpg

ケーキ類のショーケース。
14-11-29-29__.jpg

私はポテトサラダ、夫はピザの簡単な夜食をすませて、アーリントンへ向かい、ホテルでチェックイン。明日は午前11時過ぎの列車で首都ワシントンDCからボストンへ向かう。
 

サンクスギビング旅行7日目:Blue Springs State Parkでマナティに会う

  • 2014.11.28 Friday
  • 23:12
JUGEMテーマ:旅行

サンクスギビングの翌日はやや涼しいながらも晴れ。最高気温が15度ということで、ボストンから来ると充分暖かいが、フロリダの人にとっては「寒い」そうだ(笑)。しかし、やや寒いということはマナティたちが温かい水温を求めて湧き水の出るBlue Springs State Parkにやってくる、ということだ。この州立公園は夫の両親の家から車で40分ほどで、夫と私は2007年に夫の両親と出かけたが、妹夫婦は未体験。ちょうどタイミングが完璧なので、マナティを観に行くことにした。

まずは家族がお気に入りのBeacon Restaurantでブランチ。ビーチに続くショッピングストリート沿いにあるこのレストランはいわゆるダイナータイプ。ここでもやっぱり私はつけあわせにグリッツを頼む。サンクスギビングの翌日の金曜日は続けてお休みを取る人も多いので、店内は多くの家族連れでにぎわっていた。
14-11-28-03__.jpg

食後、夫の両親はいったん帰宅し、私たち夫婦はこのストリート沿いにあるIngressのミッションをプレイ。この辺りにはポータルが集中しており、それらをまとめてコースにしたものがミッションだ。リストにあるポータルを全部ハックすればミッション完了。これは短いコースなのですぐ終わる。ついでにこの通りの店をちょっとチェック。観光地なので値段は高い(笑)。

さすがフロリダ、と思ったこのTシャツ。サンタがスキューバダイビングをしている。寒いところのサンタよりスリムだ(笑)。
14-11-28-04__.jpg

歩いて帰宅し、そこから車二台に分かれてBlue Springs State Parkへ。14-11-28-06__.jpg
続きを読む >>

サンクスギビング旅行4〜6日目: 大雨とDunes Park

  • 2014.11.25 Tuesday
  • 22:47
火曜日は朝から大雨。予報では、水曜日の午前中まで降り続くということで、それでもサンクスギビング当日はいいお天気になりそうでほっとする。

火曜日の午前中は義母のお供でキルトクラブへ。引退してキルトを楽しんでいる熟女の皆様にお会いしてきた。二年前にも行ったので覚えていてくれた人も多い。現役時代はニューヨークやニュージャージーに住んでいた人も多い。東海岸北部で働き、引退後はフロリダ、という人は多いのだ。今、夫の両親が冬に住んでいるこのフロリダの家も、夫の父方の祖父がニューヨークで働き、定年後に引っ越して亡くなるまで住んでいた家なのである。その祖父は亡くなるまで一度もニューヨークには戻って来なかったそうだ。フロリダの気候がよほど気に入ったのだろう。

義母はこの日はあまり長居しなかったが、みんな色々なプロジェクトに取り組んでいて、年が開けたら行われる展示会に出す共同作品(オークションにかけて、クラブの費用を稼ぐ)の作業や、それぞれ誰かにあげるプレゼント作りなどに励んでいた。それぞれ自分のミシンを持ち込んであちこちで作業が進む。出来上がった作品を持ってきてみんなに披露したりもする。

オークションのメイン出品である共同作品がこれ。メンバーのそれぞれが一区画のアップリケを担当している。義母の分はまだ未完成だが、帰宅してから見せてもらった。色とりどりの花々が色々な意匠であしらわれていてゴージャスだ。
14-11-25-1_.jpg

皆さんが持参しているミシンはもちろん、持ち運びできる電動式なのだが、こんな古いミシンもちゃんと改造して電動式にしている。実家のミシンもけっこう古い足踏みを電動式に改造したものだが、このミシンは祖母が愛用していた足踏みに良く似ていて、本当に古いタイプだ。この時代の黒くて艶があって、曲線が綺麗なミシンを見るといつも祖母を思い出して目が離せなくなってしまう。
14-11-25-2_.jpg

こちらはメンバーの一人が披露していた完成間近のキルト。パターンはシンプルだが、一つ一つの布地がとても面白い。近くでよく見ると、色々な柄、色があり、作っている女性は「これは私の人生、経験がすべて入っているのよ」と言っていた。かつて住んだ州の風物、行った場所などを象徴する絵柄や色を選んでいるのだ。奥が深いなあ。
14-11-25-3_.jpg

午後は家でのんびりし、近くのステーキハウスで早めの夕食。そして私と夫はレンタカーでオーランドの空港へ。夫の妹夫婦がフィラデルフィアから飛行機でやってくるのだ。相変わらず激しい雨が降り続いており、ショッピングモールの中にあるステーキハウスの前の駐車場は、車が通れないほど水が深くなっていた。車じゃなくて箱舟が要るね、とジョークを飛ばしながら、雨の高速を一時間ほど走ってオーランドへ。飛行機のルートも、直線コースでは嵐の中を通るので、遠回りして半円を描くように大西洋を通ってきたので少々遅れたが、無事に到着した。

両親の家は狭く、客用寝室は一部屋しかないので、この日からは家から1ブロックのところにあるホテルへ。二年前と同じだ。

水曜日は午前中に義母と義妹とサンクスギビングのための食料品の買出し。午後は家でのんびりした。夜はハンバーガーとサラダで簡単な夕食。夜は恒例のトランプゲーム。雨は昼過ぎにやんだが、昨日からの雨量は相当なもので、すぐ近所では床上浸水もあったようだ。基本的に夫の両親の家があるエリアは砂地なので、こういう時はちょっとした家の構造ですぐ浸水してしまう。ローカルテレビ局の取材車両が2ブロックほど離れたところにきていて、そこで取材された家の様子が正午、夕方、夜のニュースで繰り返し流れていた。サンクスギビングに備えてクランベリーソースを作っていたら浸水が始まった、と話す高齢の男性の動画が何度も流れたのでその顔も台詞も覚えてしまったほどだ。午後には少し水が引いて無事にサンクスギビングを迎えられたことを祈る。家のそばの二本の道路の間には排水用のくぼみがあり、普段は青々とした芝生が椰子の木に囲まれているのだが、ここも完全に池になっていた。

そしてサンクスギビング当日の木曜日。やっと晴れた。
続きを読む >>

サンクスギビング旅行3日目:Ponce Inletの灯台

  • 2014.11.24 Monday
  • 23:25
一夜明けて、フロリダの朝は綺麗に晴れ渡った。朝から既に温度は26度。この日は11月下旬には記録的な高温で、午後には31度まで上がった。寒かったボストンから来た私たちにはこの上なく贅沢なお天気だ。

朝、義父と夫と三人でビーチを散歩する。ずっと続く長いビーチは、泳ぐ人やサーフィンする人、日光浴を楽しむ人たちで朝から賑わっていた。


まだ私が行ったことがない場所ということで、午後はポンス・インレットという小さな入り江の灯台に行こうと言うことになった。その前に隣町のポート・オレンジにある義母のお気に入りのレストランでランチ。

Monterey Grillと言う名のレストランは明るい内装で、スタッフもフレンドリー。平日でも午後3時くらいまでブランチメニューがあるのもいい。

義母と夫はバーガー、私は鮭のグリル。義父はクラブサンドイッチを頼んだ。

鮭はマリネしてからグリル、とメニューにあるが、焼き加減がとても良かった。付け合わせの野菜がきちんとしていてたっぷりだったのも嬉しい。


バーガーの付け合わせに選べるオニオンストリングがとても美味しくて、義父が頼んだのを皆でつまみ食いする(笑)。

腹ごしらえを済ませて灯台へ。

この灯台は、フロリダで一番高さがある灯台であり、完成したのは1887年。現役灯台として、また昔の灯台守とその家族の生活ぶりなどを紹介するミュージアムとしても一般公開されている。

公式サイトはこちら。

時代の波には勝てず、1953年には完全自動化されて灯台守の必要がなくなり、1970年には沿岸警備隊の基地が別の場所に移転したため、放棄されてさびれた時期もあったようだが、周辺の住民の尽力などにより、町の所有となり、1972年にはボランティアによる保存会が発足、1998年には合衆国国定歴史建造物となる。



灯台の高さは53メートル。階段の段数は203段。周囲には他に高いビルもなく、絶景だと聞いたので、登ってみることにする。88歳ので義父が一緒に来た。毎日ゴルフで鍛えているだけあって健脚だ。義母と夫はミュージアムでのんびり待つ(笑)。

灯台の入り口。


中に入って螺旋階段を見上げる。



人はいるがそれほど多くないので、マイペースでゆっくり登る。半分まできたところに、この階段を上る最中に心臓発作を起こしてその場で亡くなった灯台守のエピソードが展示してあったのに苦笑。いつまでも戻ってこないので助手が捜しにきて、遺体を担いで降りた、とある。すれ違った夫婦とこれを見て
「いやあ、ここまで来て読んでもねえ」と笑う。

トップに到着。灯りが灯る最上部は鍵がかかっているが、そのすぐ手前でバルコニーから360度の眺めを満喫できる。


二年前に散歩した海浜自然公園も入り江の向こうに見える。


内陸の方を見ると、7年前にボートで行ったバードウォッチングツアーの川も見える。この日は湿度も高く、歩くと汗が噴き出したが、この高さでは涼しい風が吹いていて気持ち良かった。


見下ろすと、現在ミュージアムとして利用されている灯台守やその助手たちが住んでいた家が足元に。


義父は高所が苦手ではないが、このバルコニーからはちょっと、と顔を出しただけだった。私は一周。頭の上までしっかり金網でカバーされているから落ちる心配もないのだが、狭いだけにちょっとドキドキする。

さて、いよいよ降りることになって下を見るとこんな感じ。


うっ、これは高い場所が好きな私もちょっと怖い。階段は狭いので、いやでも下を見ながら降りる事になる。

幅が広ければ気にならないのだが、まさに行きは良い良い帰りは怖い、で、無事地面に立った時はちょっと膝がガクガクしていた(笑)。

ミュージアムの方の方写真を幾つか。

灯台守の制服。


建設当時の様子を再現したジオラマ。


現在の灯台で使用される巨大なフレネルレンズの展示。


帰宅して少しのんびりし、夜は地元のイタリアレストランへ。いかにもニューヨークで地元の人が集まるような、とても庶民的な「食堂」という趣の店だが、ここがとても美味しいのだと言う。夫の両親はすっかり常連らしく、店のオーナー、サル(多分サルヴァトーレの略)が両手を広げて歓迎してくれた。

イタリアのジェノバ生まれ、ボストンの下町エリアで育ったと言うサルは、イタリア訛りがきつい、まさに映画ニューヨーク出てくるようなおしゃべりで愛想のいいおじさんだった。義母と孫の話で盛り上がっている(笑)。

この日のスープはほうれん草と玉子、と言うことで、イタリア料理のかきたまスープ?と興味をそそられた私はそれとチキンマルサラを選んだ。夫はパスタ入りのグラタン。



店内が暗いので綺麗に撮影できなかったが、このスープが絶妙な美味しさだった。よくダシが効いていて、アメリカのレストランにありがちな、やたらしょっぱい味付けではなく、ほうれん草の風味とふんわりしたかき卵のバランスも良く、大当たり。毎日でも食べたい味だ。

チキンマルサラ盛り上がっておいしかったが、巨大だったので三分の一食べるのがやっと。残りは翌日、翌々日のランチ用にお持ち帰り。


夫のベイクドパスタも美味しかったそうだ。


帰宅して、恒例のトランプゲーム。そして就寝。明日はまた大雨の予定だ。

サンクスギビング旅行2日目:ローリー(SC)とサヴァンナ(GA)

  • 2014.11.23 Sunday
  • 23:32
JUGEMテーマ:旅行食べある記|グルメアメリカ生活



2日目の朝は雨で気温も低め。ホテルをチェックアウトしてまずは近くにある州都のローリー(Raleigh)へ。実際の発音は「ラーリー」に近いが、日本ではローリーが定着しているようだ。あまり見物する時間はないが、車で古い市街地を少し見て回る。



ローリーは歴史のある街で、古い建物と新しい建物が混在しているが、とても綺麗な町だった。
 
州議事堂
 
 
 
州議事堂の隣のブロックにあるプラザ。 
 
メモリアル・オーディトリアム

歴史のある街なので当然Ingressのポータルも数多く、今レベル11に上がるために未知のポータルのハックとレゾネーターの設置が必須な私と夫にはとてもありがたい場所でもあった(笑)。こういうところは大抵激戦区で白いポータル(どちらの陣営にも属していない)も多かったし、敵方のポータルも少し攻撃してレゾ設置をしてきた。このゲームをプレイするようになって、知らない場所へ旅行する楽しみは倍増したと言えるだろう。

そしてローリーの市街地を抜けて市の南にあるBarry's Cafeへ。ここで遅めの朝食を取る。ここは消防士さんが来ると割引してくれるそうだ。

 
続きを読む >>

サンクスギビング旅行1日目: ボストンからノースキャロライナへ

  • 2014.11.22 Saturday
  • 22:35
今年のサンクスギビングは、一昨年と同じく夫の両親が冬を過ごすフロリダに家族が集まる。前回は往きは飛行機、帰りは寝台車だったが、今回は別のプランを立てた。

往復どちらも、ボストンからワシントンDCまでアムトラックの長距離列車。そこからフロリダへの往復はレンタカー、という計画だ。前回は列車で寝ている間に通過したヴァージニア州、ノースキャロライナ州、サウスキャロライナ州、ジョージア州を今度はドライブで通過する。

かなりの長距離なので、途中で一泊もして、ついでにご当地の美味しいものも食べようじゃないか、ということで、往きは午後DCに到着して車に乗り換えてから4時間ほどドライブし、8時頃にノースキャロライナのダーラムで一泊。帰ってくる時はDCに近い、ヴァージニアのアーリントンで一泊する。

今日土曜日は朝4時に起きてボストン市内のサウスステーションへ。午前6時40分発の普通列車に乗り込む。アセラという特急もあるが、それほど時間は短縮されないうえ、料金はやたらに高い。アムトラックは飛行機とそんなに変わらない料金なのだ。

しかし、空港のような大袈裟なセキュリティチェックインもないし、席もゆったりしていて、各席には電源もあるので、移動時間こそかかるが、快適さは飛行機とは比べ物にならない良さだ。

駅のポーターさんに荷物を預ければ、普通クラスでも、他のお客より優先して乗車させてくれるのでおすすめ。チップは預ける荷物一個につき、2-3ドル。

この辺りの冬の日は短い。ボストンの市街地を抜けた30分後、ようやく陽が昇ってきた。


この日の朝ご飯は駅で買ったダンキンドーナツのクロワッサンドーナツ。つい最近発売されたニューアイテムだ。もうブームが過ぎた今頃、というのがちょっと面白いが、Whole Foodsで一時期売っていたものより軽くて美味しかった。クルーラーとそんなに変わらない気もしたが(笑)。

お昼も列車の中で朝買っておいたベーグル。何しろ今日は夜が楽しみなのだ。

さて、DCについて、まずは駅構内にあるレンタカーの窓口へ。予約しておいた大型セダンがない、という事態になって少し時間がかかる。結局中サイズのハイブリッドカーになった。フロリダで両親を乗せて出かける事も多いため、車の乗り降りがちょっと大変な義母のため、ゆったり乗れる大型を希望していたのだが、仕方ない。

4時過ぎに出発。まずは隣のメリーランド州へ。車の機能(エアコンの操作の仕方、BluetoothでふたりのiPhoneを接続するなど)を確かめているうちにポトマック河を渡る大きな橋にさしかかる。ちょうど日暮れ時だ。


橋を渡りきると向こう岸はヴァージニア州。ひたすらハイウエイを走る。

ノースキャロライナ州に入り、8時ちょっと過ぎにDurham(ダーラム)に到着。有名なデューク大学がある町だ。夫がリサーチして、色々なサイトの全てで、この町で一番人気だった場所で夕食を食べることに。

それはここ。


The Original Q Shack
である。

Shack(掘っ建て小屋)という名前のレストランは大抵ファストフード形式で、ニューイングランドだと、シーフードで美味しい店がよくこの形式を取っている。ここもカウンターで注文し、受け取って好きな所に座って食べるスタイル。気候がいい時は外のピクニックテーブルでもいい。


店内はこんな感じ。


お店のロゴのブタさんをモチーフにした巨大な絵も壁を飾っている。


夫はスペアリブディナーセット、私はPulled Chicken (バーベキューソースで焼いた鶏肉をほぐしたもの)のサンドイッチ。夫はサイドディッシュを二つ、私は一つ選べる。そしてどちらにも南部名物ハッシュパピーがつくのだ。ハッシュパピーはトウモロコシの粉で作ったネタを油で揚げたもの。

夫が選んだ付け合わせはマカロニ&チーズとほうれん草のクリームあえ。私もほうれん草を選んだ。




各テーブルにはビールのシックスパックの箱を利用した調味料入れ。ナプキンの代わりにドーンとペーパータオルのロールが置いてある。



アメリカのバーベキューソースは辛めでこってりなので、元々あまり肉好きというわけでもなく、辛いものにもそれほど興味がない私だが、やはり本場のものは美味しい!鶏肉は大きめにほぐしてあるせいか、胸肉にもかかわらずジューシーで美味しかった。ソースも深みのある味。

お店のロゴ入りTシャツや野球帽もあるとのことで、Tシャツを買いたかったのだが売り切れ中とのことで残念だった。

すっかり堪能して近くのホテルにチェックイン。明日はここからフロリダまで1日かけてドライブだ。というわけで早く就寝。明日に続く。

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< November 2014 >>

お願い

コメント、トラックバックしてくださる皆様、ありがとうございます。

コメント、トラックバック共に、内容が不適切であると判断したもの、商業サイトによるもの、リンクなしのトラックバック、アフィリエイトのみのブログからのトラックバックは削除させていただきます。ご了承ください。

また、商業サイトによる無断(無許可)リンクはお断りさせていただきます。

また、ボストンの観光などについて個別でご質問をいただくことがありますが、なかなか個別の質問にはお答えする時間がありません。申し訳ありませんが、ボストン関連の掲示板などで質問されることをお勧めします。リンクにボストン情報の掲示板のリンクがありますので、どうぞご利用くださいませ。

最後にこのブログに掲載されている写真、文章などすべての内容の転載は固くお断りします。どうかご遠慮ください。

ミル姐の本棚

読書中

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM