ポルトガルのスープ、Caldo Verdeを作ってみた
- 2013.10.25 Friday
- 11:42
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私が教えている大学があるエリアはマサチューセッツ州の南部で、この辺りはポルトガル系の人々がとても多い。学生もポルトガル系の苗字が圧倒的に多いのだ。そのため、食文化もポルトガルのものが色濃く残っているようだ。今は自分でお弁当を持参するようになったので、すっかり学食の食べ物を買わなくなったが、以前よく買っていたのが曜日ごとに変わるスープ。以前売っていたのがこのCaldo Verdeだった。野菜とチョリゾがたっぷり入った具沢山のスープで、食べると身体がホカホカした。
前から作ってみたいなあ、と思っていたのだが、ちょうど購読しているCook's Illustratedという料理雑誌の11月号が来て、その中にレシピがあったので作ってみることにした。(レシピはCook's Illustratedのウェブサイトにも出ているが、見るには会員登録が必要)。チョリソはどこでも売っているわけではないが、Whole Foodsに売っていたのを見つけた。
チョリソを角切りにして炒める。いったん取り出してみじん切りの玉ねぎとニンニク、乾燥したチリフレークと塩を入れてよく炒め、そこに角切りのジャガイモを入れてチキンストックと水を半々の割合で注ぎいれ、ジャガイモが柔らかく煮えるまで煮込む。
ここでスープと実の一部を取り出しておく。そこへ缶詰のキドニービーン(これはレシピにはないが、私が好きだった大学のカフェテリアのスープに入っていて美味しかったので)と、この日のファーマーズマーケットで売っていたクランベリービーンズの茹でたの、そしてケール(コラードグリーンでもOK。私はBaby Kaleという若いケールを入れた)を入れて10分煮込み、その後チョリソを入れてさらに10分煮る。
先ほど取り出しておいたスープと実の一部にオリーブオイルを加えてミキサーやブレンダーでペースト状にしてスープにもどす。基本はクリアーなスープだが、これを加えることでちょっととろみがつくのだ。最後に白ワインビネガーを加えて塩コショウで味付けして出来上がり。
それほど時間もかからないわりに、コクがあって、でもさっぱりしていて、野菜たっぷりでチョリソの辛味もピリリときいた、それはおいしいスープができあがる。これに美味しいパンとグリーンサラダを添えれば、それだけで立派な食事になる。冷蔵庫に入れれば二日ほどは保存できるので、忙しい日の前日に作りおきしておくことも可能だ。
冬の寒い日に体がしっかり温まるスープ。こういうレシピはたくさん持っておきたい(笑)。厳しいニューイングランドの冬はもうすぐそこまで来ている。