Thanksgiving in Florida (6) アムトラックで寝台車の旅

  • 2012.11.25 Sunday
  • 23:24
JUGEMテーマ:旅行

24日日曜日、フロリダを発つ。

長距離列車のアムトラックでフロリダからNYまで寝台車の旅である。この列車はマイアミ発、NY行き。近くの駅、DeLandから午後2時半に搭乗し、NYに到着するのは25日、月曜日の午前11時過ぎ。夫の両親が駅まで送ってくれる。青い空、椰子の木ともまたしばらくお別れだ。

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DeLandは小さな駅だ。ここでスーツケースを預けてチェックイン。
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2時34分のSilver Meteorが私たちが乗る列車。
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待合室。しかしお天気がいいので、みんな外のホームのベンチで待っている。
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マイアミでの出発が遅れたとのことで、1時間ほど列車の到着が遅れる。駅のホームの反対側には猫がいた(笑)。フロリダではのびのびとその辺を歩いている猫をよく見かけた。

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ようやく列車が到着し、3時40分頃、夫の両親に見送られて出発した。
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Thanksgiving in Florida (5) Texas De Brazil

  • 2012.11.24 Saturday
  • 22:57
JUGEMテーマ:旅行
JUGEMテーマ:食べある記|グルメ

サンクスギビングの翌日は、夫の妹夫婦が夜の飛行機でフィラデルフィアへ帰るので、その前にオーランドにあるブラジリアンバーベキューの店、Texas De Brazilでみんなで食事をした。

ブラジリアンバーベキューの店はボストンにも小さい店がいくつかあるが、ここの規模には遠く及ばない。

メニューは食べ放題。肉類は串に刺された大きな肉をウェイターが持ってきて、テーブルで自分の皿に切り分けてくれる。自分の皿の横にカードがあり、おなか一杯になったらこれを裏返して赤い方を上にする。緑が上だと、次から次へとウェイターがやってくるのだ。一度に切ってくれる量はそんなに多くないので、色々な種類の肉を楽しむことが出来る。

サーロインやフィレステーキ、ベーコン巻きの鶏胸肉、辛いソーセージ、羊肉、リブなどかなり色々な種類がある。

そして、サラダバー&サイドディッシュはビュッフェ形式になっていて、自分で皿を持って取りに行く。こちらは常時50〜60種類(サラダの具も含めた数)が取り揃えられていて、野菜だけでなく、スモークサーモンやエビなどもある。ブラジルのシチュー、フェジョンも数種類取り揃えてあった。

値段は全部食べ放題で47ドル。肉は食べず、サラダバーとサイドディッシュだけのオプションもあり、こちらは25ドル。今回、家族6人のうち私を含めた3人はこちらのオプションにした。もちろん、肉を食べるメニューにした人から一口もらって…なんてのはかたく禁じられているので、ちょっとでも肉を食べたい人はちゃんと47ドル払わなくてはいけない。そりゃそうだろう。でないと意味がない。

実はここ、私と夫は前回(2007年)、ディズニーワールドの帰りに2人でここで食事しているのである。残念ながら、その後まだ、このレストランはボストンエリアではオープンしていないのだが…。他の家族のメンバーは今回が初めてだが、皆喜んでいた。

私たちがフロリダを出発するのは明日。来る時は飛行機で来たが、帰りはなんと、アムトラック(長距離列車)の寝台車で帰るのだ!日本でもこちらでも、こんなに長距離の電車に乗ったことはないし、寝台車も私は初体験なのでかなりわくわくしている。24時間以上の長旅だが、楽しみだ。




Thanksgiving in Florida (4) Dunes Parkとサンクスギビングディナー、そしてOh Hell

  • 2012.11.22 Thursday
  • 23:04
JUGEMテーマ:アメリカ生活

サンクスギビング当日である。昨日、21日水曜日は午前中義母、夫の妹と3人でショッピングにでかけた。男性陣は家でのんびり。belk という店(ちょっとしたデパートみたいな感じだが、あまり値段は高くない、庶民的なお店)に行き、そこで洋服を見る。

ここでみつけたのがジャージー素材だがちょっとお洒落なカットのワンピース。
ジャケットとセットだが、中のワンピースはノースリーブで綺麗なラインになっている。色はちょっと赤みがかった紫。裾がフレアー気味なのも歩くとラインが綺麗で嬉しい。

119ドルのセットがなんと28ドルになっていたので迷わず買った(笑)。ちょっと持っていない色だし、着心地も良かったし、大学で教える時、中のドレスとちょっとカジュアルなカーディガンを合わせたりして色々応用がききそうだ。

夫の妹も千鳥格子のジャージードレスのよく似合うのをみつけて購入。これも可愛かったし、かなり安くなっていた。

さて、夫の妹夫婦が到着してからは毎朝、彼女と2人でビーチを1時間近く散歩しているが、この日は夫、彼女のダンナさん、そして義父と五人で町の北端にある公園を散歩することにした。

まずは朝起きてホテルのバルコニーからビーチを撮影。
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ビーチと反対側。このホテルや夫の両親の家がある部分は本土との間を河で仕切られており、事実上島になっている。
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この写真の中央の木立の辺りが夫の両親の家。
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他の日は、ホテルのお向かいにある美味しいベーグル屋さんで朝食を買っていた。ホテルの部屋はリビングとベッドルームに分かれていて、食事用のテーブルもあり、冷蔵庫もあるし、部屋の方がゆっくり落ち着いて食べられるせいもあった。

しかし、さすがにサンクスギビング当日はお休みなので、この日はホテルのレストランで朝食。ビーチ側が前面ガラスになっていて景色がいいこと!朝食もすすむというものだ。
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朝食をすませ、歩きやすい服装でホテルを出て、義父をピックアップし、目的の公園へ。

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Smyrna Dunes Parkというこの自然公園は、海沿いの色々な自然(植物、動物、鳥類)が楽しめる。ちょっと風が強くて肌寒かったが、まずは駐車場に車を停めて散歩スタート。ちなみに犬連れの人にはちゃんと専用のコースがある。
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Thanksgiving in Florida (3) パッチワークギルド

  • 2012.11.20 Tuesday
  • 22:52
JUGEMテーマ:アメリカ生活

11月20日火曜日。やっと晴れて暖かくなり、フロリダらしい気分になった。

この日は午前中、義母がこちらで参加しているパッチワークギルドに一緒にでかけた。

中学の数学教師だった義母は手芸が大好きで、退職してからは、パッチワークが生きがいである。私たちも結婚祝いに見事な掛け布団をもらった。親戚や親しい友人たちの子供が結婚したり、孫が生まれたりするたびに、お祝いにパッチワークを作ってプレゼントするのが楽しみなのである。

母が手芸好きなので、私も自分でやらなくても見るのは大好きなので、喜びいさんでお供した。平日の午前中に集まっているグループで、メンバーのほとんどは義母と同じく、自適悠々の生活を送るシニアのご婦人方。ギルドは町の中心部にあるアメリカン・リージョンで毎週開かれている。

フロリダでの義母と義父の日課では、毎週火曜日の午前中、義母がここに来て仲間たちとパッチワークの作業やおしゃべりを楽しみ、その後このアメリカン・リージョン(バーとレストランもある)で他のメンバーと昼食を食べ、その後義父のためのランチをここでテイクアウトして持ち帰る、ということになっているそうだ。アメリカの在郷軍人(退役軍人)のための組織ということで、提供している食事は信じられないほど安い。

母が手芸好きで、私も大学時代に編み物をよくしていたが、渡米してからは時間的にも精神的にもほとんど余裕がなく、手芸からは遠ざかっている。しかし、人がやっているのを見るのは大好き(笑)。なのでこの日は色々見せてもらって楽しかった。

ギルドでは、共同のプロジェクトも色々やっているし、経験豊かな人が他のメンバーに教えたりもする。チャリティのために一つのテーマを決めてみんなそれぞれ作品を作り、バザーでそれを販売したりもする。そして各自のプロジェクトも、ここでみんなに披露しながら作っていくので張り合いがあるようだ。

今、義母が作っているのは、親しい家族に今年生まれた赤ちゃんのためのお祝いキルト。子供用らしい楽しい色合いと柄だ。パッチワークの作業はほぼ終了して、これから仕上げ段階。おおお、とみんな拍手して、パーティーゲームの「ツイスター」みたいね、と楽しそうな声があがる。
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メンバーの多くの人が今取り組んでいるのがパッチワークジャケット。なんと、トレーナーを使うのだ。まずは、洗ってアイロンをかける作業を数回繰り返して、トレーナーの分厚い生地を薄く、平らにする。そして袖、後ろ身頃、前身頃(これは左右二つに分ける)に切り分ける。そこに縦に細長く切った布地をパッチワークとして重ねていき、ジャケットにするというわけだ。こちらは作業が始まったばかりのもの。面白いアイデアだなあ。

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Thanksgiving in Florida (2) マージョリー・キナン・ローリングスの家

  • 2012.11.19 Monday
  • 22:25
JUGEMテーマ:アメリカ生活旅行

月曜日は少しだけ遠出して、「子鹿物語」の作者、マージョリー・キナン・ローリングス女史が長年住んだ家の見学に行ってきた。ここは州立公園になって一般公開されている。今ウェブサイトがなぜか開けなくなっているが、一応アドレスはこちら。

今回のフロリダ滞在で観光らしいことをしたのはこれだけであるが、これがとても楽しみだった。

同じローリングスでも、ハリポタの作者、J. K. Rowlingsとはスペルが違い、こちらはMarjorie Kinnan Rawlingsである。

地図はこちら。
滞在先の夫の両親の家からは車で約二時間である。夫の両親と私たち夫婦の四人で出かけた。

残念なことにこの日は肌寒く、少し小雨も降っていたが、無事午後に到着。

フロリダの内陸部だが、近くに湖や河がある。駐車場からの入り口にあった、ようこそマージョリー・キナン・ローリングス州立公園へ、の看板。

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自然をこよなく愛し、執筆の傍ら、自らオレンジ農場を営み、狩猟や釣りも男に混じって堂々と行い、近隣の貧しい人たちと生活を共にして時には援助も惜しまなかったローリングス女史。その彼女の言葉が入り口の小道の看板に刻まれている。

「人間味のないハイウェイを降りて、錆びた門をくぐり、後ろ手にその門を閉めることが必要だ。オレンジ畑に立つと、一つの世界を脱出し、もう一つの別世界の中心に立っている自分がいる。そして、長い年月の心の放浪と郷愁を経た今、ここには子供時代の神秘的な素晴らしさが再び甦ってくる。」(彼女の著書、Cross Creekからの抜粋。自分で訳してみました)

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その言葉の通り、21世紀の世界を後にして敷地内に入っていく。木に囲まれた広い敷地(72エイカー、29万平方メートル)の中心はオレンジ畑。

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それを取り囲むように納屋、家、使用人の家、鶏小屋などが並んでいる。

評価:
Marjorie Kinnan Rawlings
Touchstone
¥ 1,024

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Thanksgiving in Florida (1)

  • 2012.11.18 Sunday
  • 22:46
JUGEMテーマ:アメリカ生活
今年もサンクスギビングが近づいてきた。いつもならニューヨークのロングアイランドにある夫の実家に集まるのだが、今年はフロリダに集まることになった。前回フロリダでサンクスギビングを祝ったのは2007年。私はフロリダ初体験だった。

夫の両親は、夫の父方の祖父が定年退職してすぐ、NYからフロリダに移り住み、その後亡くなるまでずっと住んでいた家を譲り受けた。2人が定年退職してからは、冬はそちらで過ごすのが習慣になっている。ただし、毎年サンクスギビングの数日前にNYに戻って来て、サンクスギビングとクリスマスはこちらのエリアで過ごすのである。そして年明けすぐにまたフロリダへ戻り、4月中旬までそちらにいる。

そこで数年に一度は夫とその妹の家族がフロリダへ行ってサンクスギビングをそちらで祝うのである。ちょうどボストンや夫の妹が住むフィラデルフィアもこの時期には寒くなってくるので、こちらも暖かいフロリダで数日過ごせるのは嬉しい。

サンクスギビングの直前と直後は、ちょうど日本のお盆のような感じで、アメリカ全国で空港が大混雑する。そのため、夫と私は休みをちょっと長めに取って、その前の土曜日からフロリダに行き、一週間そちらに滞在することにした。行きは飛行機、そして帰りはサンクスギビング後の日曜日にフロリダから鉄道(アムトラック)の寝台車でNYまで、そしてそこからは普通列車でボストンまで帰ってくることにしたのである。日本でもこちらでも、寝台車など乗ったことがない私は、もうチケットが取れた日からワクワクして楽しみにしている次第である。

ただし、今回は「のんびりする」のが家族全員のテーマなので、あまり大げさな観光はしない。サンクスギビング当日も今年は七面鳥は焼かないで、レストランに行くことになった。

と、いうわけで、土曜日の夕方、オーランド空港に到着。夫の両親が迎えに来てくれた。オーランドから車で1時間ちょっと、フロリダの東海岸のNew Smyrna Beachの海岸からすぐのところに家がある。この日は近所のレストラン、Norwoodで夕食。

翌日日曜日、この日は朝、ビーチに行ってみた。ここ数日低気圧がずっとこの辺りで停滞しており、気温はフロリダにしてはやや低めである。風が強く、ビーチは波が高かった。そして高潮になっていて、ビーチに下りる階段のところまで波が押し寄せていたのである。
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米国大統領選挙終わる

  • 2012.11.07 Wednesday
  • 07:48
四年に一度の大統領選挙が終わった。

今年はかつてない激しい戦いが繰り広げられ、政治に興味のある国民は感情的にも支持する候補への思い入れが強く、政治に関心がない人はさぞかしうんざりしたことだろう。

結果として民主党の現職、オバマ大統領が再選を果たし、共和党候補で元マサチューセッツ州知事のミット・ロムニー候補は敗れた。

多くの国民が持つ停滞する経済へのいらだちは、ビジネスマンとして成功をおさめたミット・ロムニー氏への支持となって表れたが、彼は最初からいわゆる「好感度」が非常に低かった。

州知事時代と現在かかげるプラットフォーム、予備選挙中とその後の発言内容が両極端に違うため、「選挙で勝つためなら、自分の信念とは関係なく、その場その場で投票者に合わせた適当なことを言う」という評判が最後までつきまとった。また、堅苦しく温かみのない印象が、カリスマ性のあるオバマ大統領にくらべて不利となったのも事実だ。

共和党の近年の極端に保守的なプラットフォーム(女性問題や人種問題、移民問題など)がいわゆる無所属の投票者たちから敬遠されたのも敗北の一因だろう。たとえば女性問題では、避妊を保険でカバーすることに反対するだけでなく、レイプや性的虐待による妊娠でも中絶をも非合法化すべき、と言う共和党の政治家が増えた。彼らの非科学的かつ、女性差別的な発言が、たくさんの女性投票者の怒りをかったのも、共和党全体に対する反感、ひいてはロムニー候補に対する反感につながった。

「本物のレイプをされたとき、女性の身体は自動的に妊娠機能をシャットダウンする、と知り合いの医者が教えてくれた。だから中絶を許してはならない」とテレビで発言したミズーリ州のエイキン候補。(昨夜敗れた)

「レイプや性虐待によって妊娠したとしても、それは神からの贈り物。前向きに考えて受け止めるべきだ(つまりそういうケースでも中絶を許すべきでない)」と討論会で発言したインディアナ州のリチャード・マードック候補(同じく昨夜敗れた)。

このように、常識では考えられない発言をする人々が共和党の中心をにないつつあるのが現在の傾向である。

ロムニー候補は、予備選期間中、徹底的にこういう支持層の人気を得るべく、厳しい保守的プラットフォームを掲げた。しかし予備選が終わると態度を変え、今度はまだ態度をはっきり決めていない無所属層にアピールするため、もっと中庸な姿勢を打ち出したのである。ここまで態度をコロッと変える候補者は珍しい。ずっと彼を見てきたマサチューセッツ州の私たちにとっては予測できたことではあったけれど。

今はインターネットもあり、過去の発言を隠すのは容易なことではない。彼が立場を変えるたびに、過去の発言が持ち出され、彼の「信用度」が下がっていったのは事実だろう。そして、秘密裏に録画され、メディアに流された、密室での富豪を相手にした資金集めのディナーパーティでの彼の発言「アメリカ人の47パーセントは政府に依存するだけで税金を払わない。大統領になったら、そんな連中を助けるつもりはない」が大きく取り上げられた。これも大きなダメージとなった。


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また、ボストンの観光などについて個別でご質問をいただくことがありますが、なかなか個別の質問にはお答えする時間がありません。申し訳ありませんが、ボストン関連の掲示板などで質問されることをお勧めします。リンクにボストン情報の掲示板のリンクがありますので、どうぞご利用くださいませ。

最後にこのブログに掲載されている写真、文章などすべての内容の転載は固くお断りします。どうかご遠慮ください。

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