秋の風景

  • 2011.09.18 Sunday
  • 21:14
JUGEMテーマ:アメリカ生活今日の晩ご飯

まだ暑い日もたまにあるが、朝晩はめっきり涼しくなり、秋らしくなってきた。

今日出かけてきたWilson Farmではカボチャのデコレーションが外壁を飾り、ますます秋気分である。しかしまだ夏野菜もたくさん出回っており、トウモロコシや豆類など、晩夏の味覚はまだまだ続く。



最近週末は夫と1時間くらいの散歩に行くようにしている。新学期が始まってからは、平日なかなか運動できないので、週末と、仕事がオフの水曜日には必ず軽く運動するようにしているのだが、週末は夫も誘っているのである。夫は町の地理に詳しいので、面白い散歩コースを選んでくれるのも楽しみの一つだ。わが町には湖が二つあるので、その近辺を歩くだけでもなかなかいい光景が見られる。

今日は普通の住宅街を散歩したのだが、帰りに近くの教会のところでこんな住民に出くわした。小さな野うさぎである。車もたくさん通る町の中心でたくましく生きるものだ、と感心する。


この辺りの住宅街に出没する野生動物は他にもリス、スカンク、オポッサム、コヨーテ、アライグマ、フィッシャーキャット(イタチ科)など様々である。ゴミ箱を漁ったりしてたくましく生きている。コヨーテやフィッシャーキャットは猫や小さい犬なども食べ物として狙い、襲うので注意が必要だ。知り合いで猫をコヨーテに殺された人もいる。

隣町のショッピングセンターでは、ここ数年、アカオスノリ(Red Tail Hawk)がオフィスビルディングに巣を作り、子育てしているので、春になるとバードウォッチャーが集まる。近くに森林もあるので、自然と人の居住区が隣接しており、多くの動物が市街地にも出没するのは昔からのことである。

さて、散歩から帰ってくると、同じコンドミニアムの住民で、留守のときミケの面倒を見てくれる親切な女性から電話があった。
「スキューバダイビングで帆立貝をたくさん獲ってきたのだけど、とても食べきれないから取りに来ない?」
二つ返事で取りに行った(笑)。

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タウンデー

  • 2011.09.17 Saturday
  • 21:36
JUGEMテーマ:アメリカ生活
今週から音楽教室も始まった。今年は新しい生徒さんが5人。そのうち3人は他の先生のところで1-2年やってきたので、そのまま引継ぎである。昨年からの生徒たちも元気な顔を見せてくれた。他のお稽古事とのスケジュールが合わず、他の先生に変わったり、学校の勉強が忙しくなってピアノをやめることにした生徒さんも数名いるが、なかなか高校卒業まで続けるのは大変なのでそれも仕方ない。お別れした生徒さんも、みんな元気で頑張って欲しい、と思う。

そして天気もめっきり秋らしくなってきた。朝晩は涼しくなり、窓を閉めるようになった。長袖が肌に心地よくなってきた。そんな秋の始まりにふさわしいのが、ニューイングランドの町のあちこちで、この時期に行われるタウンデーである。

わが町、Arlington(アーリントン)のタウンデーは、1976年から開催されるようになった。皆さんは、アンクル・サムという人の名前を聞いたことがあるだろうか?ご存知ない方のための日本語のウィキペディア記事はこちら。

記事中にあるとおり、現在では「公式アンクル・サム」と認定されているサミュエル・ウィルソンはアーリントン出身である。

そのため、うちの町で当時新しく作られた彼の銅像と記念碑の完成を祝って最初のタウンデーが開催されたのだそうだ。それから毎年、秋(現在は九月)の第三金曜日から土曜日にかけて、町で色々なイベントが行われる。有志ボランティアによる実行委員会の年間を通した献身的な努力のおかげであることは言うまでもない。

金曜日のイベントには参加したことがないが(音楽教室の仕事があるため)、夜は湖で花火大会などもあり、色々楽しそうだ。そして土曜日には、町のメインストリートの数ブロックを歩行者天国にして、たくさんの団体がブースを出す。午前10時から3時までだが、たくさんの人でにぎわう、実に楽しいイベントだ。今年も見事な秋晴れで、夫とでかけてきた。
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新学期始まる

  • 2011.09.08 Thursday
  • 22:47
JUGEMテーマ:アメリカ生活

Labor Dayが終わり、翌日、6日火曜日には大学で音楽科の教官ミーティングがあった。この日はまだ授業はないが、大学では学長が演説するConvocation(始業式みたいなもの)があったり、新入生たちが授業の登録をしたりと忙しい日である。

音楽科では、新入生の人数が昨年の倍に増えた。芸術学部では何と、新入生の数が全体で二位だったそうだ。ビジュアルアートに押されている音楽科としては大変ありがたい。総合大学に置いて、学科の学生の人数が増えるということは非常にいいことである。学生数の増加が学科の発言力につながるので、予算も少し取りやすくなるのである。

私は今年四つの授業を受け持つ。聴音・ソルフェージュのクラスは一年目と二年目両方。二年目のクラスは昨年、一年目のクラスからそのまま持ち上がりとなる。

昨年度は新入生が少なかったし、二年目をやる学生たちの登録が遅かったので、予算削減を狙う大学上層部に、7月早々、クラスをキャンセルされてしまった。おかげで、私ともう一人、このクラスを教える先生はクラスを一つずつ失う羽目になったのである。それまでは、常に1年目も2年目も2セクションずつあり、二人で分担して教えていた。それが、各クラスが1セクションのみになってしまったのだ。

そこで昨年度は私が一年目、彼が二年目を担当したが、彼のクラスは9月になってみればあわてて登録した学生が多く、一人では教えきれない大所帯となって苦労したようだ。もちろん、大学は融通がきかないから、9月になってもう1セクション増やしてくれることなどありえない。

今年は昨年の影響で二年目のクラスはまだ1セクションのみだが、一年目のクラスは無事、2セクションとなった。もう一人の先生は別の授業が一つ増えたので、なんとか収入を元に戻すことができたようである。私も元に戻ってほっとした。非常勤講師は授業の数で給料が上下するので、こうやって一方的に授業をキャンセルされるとつらいものがある(笑)。

そしてピアノ副科の集団レッスンの授業。四つ目は音楽科全体のセミナーである。セミナーは週一回だが、それ以外は週二回。聴音・ソルフェージュの授業とセミナーは1時間15分、ピアノ副科は50分。セミナーは計画の段階が一番大変だが、実際に私が講義するのは3回ほどで、あとは音楽科の講師による講義やデモンストレーション、マスタークラス、またゲストアーティストによるコンサート(これは一般公開されている)などがほとんどなので始まってしまえばちょっと楽ができるクラス、ではある。

それに加えて今年はピアノレッスンが5人。週二日でこれらをすべてこなすので、かなり長く忙しい二日間である。


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Labor Day (労働者の日)

  • 2011.09.05 Monday
  • 22:58
(写真はすべてクリックで拡大します)
毎年、九月の第一月曜日はアメリカの祝日、Labor Dayである。激烈な労働闘争を背景に、19世紀末に法律で制定された。

多くの小中高校や大学は(例外も多少あるが)、Labor Dayの翌日から新年度の学期が始まるところが非常に多い。暦の上では夏は秋分の日まで続くのだが、アメリカでは、気持ちの上での夏はこの日を最後としている。昔の女性は、Labor Dayが過ぎると白い服を着るのをやめた、と言う。

たいていお天気が良く、気持ちよい晩夏の日になることが多いので、多くの人々が小旅行やハイキング、自宅の庭で開くバーベキューパーティなどを楽しむ。子供たちにとっても夏休み最後の日というわけだ。

私たち夫婦も、知人が毎年恒例で開くバーベキューパーティに昨日よばれてきた。今日は特に用事がなかったし、天気も良かったので、これという目的地も定めぬまま、ドライブにでかけた。


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