春の味覚(グリーンピース、ゴボウ)

  • 2010.05.26 Wednesday
  • 23:24
JUGEMテーマ:今日の晩ご飯

ニューイングランドの厳しい冬も終わり、春から初夏へと季節が移行しつつある今、少しずつ地元の美味しい味覚が手に入るようになってきた。わが町の ファーマーズマーケットも6月から始まるが、オーガニックスーパーに行くと、既に今の時期しか出回らない野菜や果物も出回り始めて、買い物が楽しくなる今 日この頃である。前に書いたコゴミもまだ出回っており、胡麻和え、サラダ、ニンニクとソテーなど、色々楽しんでいる。

もう一つはグリーン ピース。English Peasと言う名前で鞘ごと売られている。昨年の春、はじめて生のグリーンピースの美味しさを知り、今年は今か今かとてぐすね引いて待っていた。売っていても残念ながら質が悪くて買えないこともあるが、いいものが見つかったときは必ず買ってくる。

下の写真は20日の夕食。豚ヒレ肉で作ったショウガ焼き。こちらはほとんどポークチョップかヒレ肉が主で薄切りやバラ肉はアジア食料品店などに行かないと 入手できないので、ヒレ肉を1センチほどの厚さに切って作って見た。焼きすぎないこと、焼いてからタレを絡めて仕上げるなど、普通のショウガ焼きとちょっと違う工夫をしてみたが、焼き加減に注意すればこれでもかなり美味しく出来る。付けあわせにさっと茹でただけのEnglish Peasと、日本種のサツマイモをレンジでチンして、さっとバターを絡めてソテーしたものを添えた。それにチェリートマト。

しょうが焼き

豚肉には甘味のある野菜を添えるといいので、サツマイモは相性がいい。特にショウガ焼きは味が濃いので、サツマイモ本来の甘味以外にほとんど味をつけない この付け合せは良かった。

先週の金曜日、日本食料品店でオカラをただで配布していたので大喜びでもらってきた。私のオカラは、昔知り合いに教えてもらったレシピで、ゴボウのササガ キをたっぷり入れる。なので、ゴボウも買ってきた。これも普通のスーパーでは買えない素材で、ちょっと贅沢ではあるが、外食することを考えれば安いもので ある(笑)。色白の春ゴボウなので、他にも色々使えそうだ、と喜んで帰宅。

三分の一はオカラへ。オカラは鍋1杯作って、小鉢一杯分ずつサランラップに包んで冷凍しておく。忙しい日のもう一品に便利。

続いて次の三分の一は、25日にキンピラゴボウになった。一番面倒くさいのは細く切ることだが(笑)、私はキンピラはかなり細く切るのが好き。その方が しゃきしゃきといい歯ごたえがある。一味唐辛子を入れてぴりっと仕上げたキンピラ、ビールにもよく合うので、夫もかなり気に入ってくれたようだ。

この日はその他、コールラビと油揚げを薄味のおだしで煮たものと、照り焼きチキン(骨つきモモ肉)、チンゲンサイの炒め物にチェリートマト。チンゲンサイはカロリーゼロのクッキングスプレーで炒める。

照り焼きチキンとキンピラなど

照り焼きはお箸で肉が取れる程度に火が通っている。夫はもちろん箸を置いて手でかぶ りついていた(笑)。醤油と砂糖同量のベースに、味醂とたっぷりのショウガとニンニクが入っているタレで、しっかりこんがり焼き上げた後に数分絡めるだけ なのだが、これが見事に絡むから不思議。皮がカリカリで、肉から出た脂のほとんどは捨ててしまうが、まだお肉はたっぷりジューシーでお気に入りのレシピで ある。最初皮目を下にして焼くが、そのとき重石をするのが皮をカリッと焼くコツらしい。

今日は夫がミーティングがあったので私は冷奴(刻みネギをたっぷり、それにすりゴマ、韓国ノリ)、ゴボウと人参のサラダ、冷凍のシュウマイとご飯で夕食。

春ゴボウのサラダはネットでみつけたレシピ。ゴボウはさっと茹でて水をいったんこぼし、味醂、お酢、砂糖を少しとお湯少々で下味をつける。こうするとマヨネーズであえたとき水分が出ず、よくゴボウにからむので、マヨネーズ少量でしっかり味付けができるというわけ。人参の千切りも入れてみた、人参は茹でず、ちょっと塩もみして洗うだけ。これもしゃきっとした歯ごたえで美味しかった。春ゴボウはアクが少なくて、仕上がりも黒くならず見た目も春らしくて綺麗である。

大学が終わって夏に入ると、家で料理できる日が増えて楽しい。特に春から夏は、地元の食材が豊富で色々と新しい野菜にチャレンジするのも楽しみである。本格的にやせるための運動を始めて2ヶ月になるが、運動をすればするほど、不思議なもので野菜が色々食べたくなるので、また色々と新しい野菜料理を開拓してみたいものである。

最近のミケ

  • 2010.05.24 Monday
  • 22:52
四月は寒かったが、5月も中旬から春らしいいい陽気となってきた。ここ2−3日は30度を越える真夏日となり、我が家もエアコンのスイッチを入れる始末。

我が家に来て1年半となるミケも、マンション猫としてすっかりその生活に慣れてきたようだ。お気に入りのオモチャは、包装用の紐と、小さめの段ボール箱や取っ手つきの紙袋。ガサガサ言うシンプルな茶色い紙袋がいいらしい。近頃はペットショップでお洒落なオモチャを買うこともほとんどなくなった(笑)。

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お気に入りの紐にじゃれるミケ。

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箱と紐の組み合わせは最強。箱の下からするする紐をひっぱっていくと、必死になって紐を捕まえようとする。この遊びが一番飽きないらしくて、これは30分くらいあっというまにたってしまう。


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カラフル! スペシャルを観た。

  • 2010.05.17 Monday
  • 22:00

テレビジャパンでNHKの番組が観られるようになってしばらくたつが、まだ新鮮さが薄れない(笑)。

今夜放送されていた番組が「カラフル!スペシャル〜山のナナミと街のカオル」

最近NHKの他の番組を通して、今の日本に山村留学という制度があるということを知った。都会の子供たちが、親元を離れて一年間山村の小さな小学校に通い、ホストファミリー(里親)と共に暮らす。こんなすごい制度があるのか、と驚くと同時に感心したものだ。

街から山村留学に来たカオルちゃん。小学校は全校で20数名の小さな学校だ。初日、緊張しながらバスに乗るカオルちゃん。最初に声をかけてくれたのが同じ学年のナナミちゃんだった。5年生はたった5人。そこにカオルちゃんが加わった。

面倒見が良くてサバサバしたナナミちゃんはカオルちゃんと仲良くなる。カオルちゃんはナナミちゃんに頼ったり、時に反発したり、ナナミちゃんも頼られて嬉しかったり、頼られすぎてうっとおしくなったり(本人の弁)と、小学生ならではの友達関係が展開していく。

2人ともとても良い子で、私は多分自分が末っ子で甘えん坊なせいか、ナナミちゃんのふところの広さっぷりに感心してしまった。ベタベタしないのにしっかりと目を配っている気遣いとか、私なんかよりずっと大人かもしれない・・・。

パズル用の絵のエピソードは感動的だった。中二になった自分を想定し、カオルちゃん以外の4人の同級生と自分を描くナナミちゃん。「カオルちゃんはいないから」という言葉に傷つくけれど、何も言わないカオルちゃん。そしてその気持ちに気づいて、休み時間、1人教室に残り、黙々と裏面に2人の絵を描くナナミちゃん。「離れ離れになってもずっと心は一緒だよ」とメッセージを添える。

後でその絵を見たときのカオルちゃんの表情。お互い何もそのことについて触れない。

友情ってそういうもんなんだよなあ、と思う。何でもかんでも言葉に出して言わなくても、通じることがある。私は何でも口にしちゃう性格で、人間関係も話すことによって動かしていくタイプなのだけど、こういうあり方もあるんだよなあ・・・。と感じ入った。

学校の音楽会の合奏に向けて、二人で連弾の練習をする。なかなか弾けないカオルちゃんに厳しいナナミちゃん。落ち込んでしまうカオルちゃん。先生のちょっとした言葉で、ナナミちゃんは叱るだけの自分を反省し、カオルちゃんを励ます手紙を書く。そしてその気持ちをしっかり受け止めて、なぜナナミちゃんが厳しいのか、その背後にあるナナミちゃんの自分への気持ちを理解するカオルちゃん。

そして音楽会。2人はしっかり連弾をやりとげる。アメリカ人の子供なら、ここで大喜びするところなのかなあ。それとも子供は万国共通だろうか。

2人は終わって嬉しそうだし、ほっとしたようだけどその表現も控えめだ。カオルちゃんが「おなかすいた〜」といい、おにぎりを全部ナナミちゃんが食べちゃった、とそこで2人はくすくす楽しそうに笑う。

一年はあっという間に終わり、カオルちゃんが街へ帰る日。ナナミちゃんの言葉。「泣くより笑顔で送ってあげた方がいい」
またまた大人びた言葉に感心。

子供ってときどき大人なんかよりよっぽど賢いことを言うけど本当だなあ、と思ったりして。

というわけで、私はすっかりナナミちゃんのファンになってしまったのであった(笑)。そして、一年間頑張ったカオルちゃんもとっても偉いなあ、と感動した。2人ともずっと友達で、ナナミちゃんが絵に描いたように、心はずっと一緒、の友達でいられるといいね。

とても爽やかな気持ちにさせてもらった番組だった。あ〜、TVJapanを入れて本当に良かった、とあらためて思った夜である(笑)。

5月の近況

  • 2010.05.13 Thursday
  • 22:08
この水曜日で今年度の大学の仕事が終了した。9月までお休みである。今年はピアノの学生の1人、Jが卒業リサイタルを行った。といっても、彼女はもう一学期残っているので、卒業は12月になり、ピアノレッスンもそれまで続くので、お別れではない。

この大学ではクラシックピアノの学生が少なく、彼女は4年間私と学んだ数少ない学生の1人である。最初の2年間はあまり練習もしないし、レッスンもすっぽかすような始末で、素直な性格なのだがその怠けぶりに手を焼いた。ピアノレッスンだけでなく、授業もサボることが多く、不可となった単位も多かったようだ。二年目の終わりに、学科主任からキツイお灸を据えられ、私とも真剣に話をして、やっと3年目から真面目に取り組むようになった。

その後の進歩は目覚ましく、元々不器用なタイプではあったが、見事に卒業リサイタルをこなすことができた。もっとレベルの高い音大の学生に比べれば拙い内容ではあったが、彼女がこの二年間に学んだ内容の濃さを考えると感慨深いものがある。

最初の二年のツケで、もう一学期授業を取らなければいけないのではあるが、リサイタルのプレッシャー無しにあと一学期レッスンが出来るのはいいことである(笑)。

もう2人のピアノの学生であるが、2人とも副科である。Hはそれでも音楽をマイナーとしており(副専攻)、彼女も来年はリサイタルをする予定になっている。Lは英語専攻でピアノはあくまで選択科目として取っていた。Hは来年のリサイタルに向けて頑張っている。

Lは今学期からレッスンを始めて頑張っていたのだが、残念なことに最後の二週間で急に何かあったのか、レッスンを二度続けてすっぽかし、必須であるレポートの提出もなかった。そのままちゃんとやっていればそれなりの成績が取れたのに残念ではあるが、それは彼女自身が選択したことだから仕方ない。


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