大晦日のディナー〜豚ヒレ肉のメープルマスタードソース添えソテー

  • 2009.12.31 Thursday
  • 22:17
JUGEMテーマ:今日の晩ご飯

大晦日は午後から夜にかけて雪の予報である。朝、クリスマスにもらった料理本の一つ、America's Test Kitchen Cookbookをソファに持っていき、これまた美味しそうでしかもあんまり時間がかからないレシピを探す(1−2時間内で出来るもの)。

この本は、昨日使ったジュリア・チャイルドのフランス料理本とは対照的で、かなり現代的である。元のテレビ番組は、「暮らしの手帳」的な趣もあり、食材から料理器具に至るまで細かい消費者テストも行っており、色々と実験をして最良のレシピをはじき出す、という非常に「科学的」な料理番組です。 巻末にはお勧めのショッピングガイドもある。

過去10年間の放送からジャンル別にすべてのレシピをまとめたというこの巨大な本。28 x 21 x 4.5 cmという百科事典なみのハードカバーだが、アメリカの料理本にしては写真も多く、イメージがわきやすいのもありがたい。(ちなみにジュリア・チャイルドの本は一切写真無し。料理用具や肉の部位、鳥のさばき方などのイラストがわずかにある程度)

そしてその中から選んだメニューは、豚ヒレ肉のメダリオンソテー、メープルシロップマスタードソース添え。付けあわせも今夜はちゃんとしよう、ということで・・・。人参のロースト(これも同じ本から採用)と、ほうれん草のニンニク炒め。ライスピラフはズルをしてTrader Joe'sという無印良品みたいな優良スーパーのレトルトパックにした(笑)。ちょっとスパイシーなライスピラフで、豚肉のメインディッシュに良く合いそう

続きを読む >>

映画「ジュリー&ジュリア」と鶏のオニオンクリーム煮

  • 2009.12.30 Wednesday
  • 22:40
JUGEMテーマ:映画今日の晩ご飯

日本でも公開中のジュリー&ジュリアだが、私はこの映画を11月、日本へ向かう飛行機の中で初めて観た。評判が良かったので気になっていた映画である。

ジュリア・チャイルドと言えばアメリカのテレビにおける料理番組の草分けであり、1960年代、アメリカの「使用人がいない家庭の主婦の為の」本格的なフランス料理の本を出した、いわゆるアメリカ料理界における大御所である。

独特の話し振りも有名で、しょっちゅう物真似の対象になった。決して美人ではなかったが、今、ものすごい数の料理番組やテレビのカリスマシェフがあるのも、彼女あればこそである。

この映画であるが、アメリカでは既にDVDが出ている。

1950年代、外交官の夫ポールとパリに住んだジュリアが料理に目覚め、コルドン・ブルーに通ってフランス料理を学び、やがて2人のフランス人女性と共に作りあげた名著「Mastering the Art of French Cooking」が出版となるまでのストーリーと、2002年のニューヨークマンハッタンで不満を抱えながら暮らしている料理好きの若い女性、ジュリーがふと思い立って、上記の本のレシピ(536品目)のすべてを、一年間で作り、その様子をブログに書いていこうと決意する。

約50年を隔てた2人の人生が並行して描かれていくこの映画は、美味しそうな料理も登場し、ベテランのメリル・ストリープと、今一番生き生きしている若手女優、エイミー・アダムスと、それぞれの夫役であるスタンリー・トゥッチとクリス・メッシーナを中心に、人生の悲喜劇(おもに喜劇・・・かな)が語られていく。おなかが空くと同時に、笑顔を運んでくれる、癒し系、元気が出る系に映画である。これを観ると、ジュリア・チャイルドが紹介する数々のフランス料理に挑んでみたくなる・・・かもしれない。

前回のブログに書いたとおり、今年のクリスマスにはこの名著、Mastering the Art of French Cookingと、この映画のDVDをプレゼントにもらった。ボストンに戻ってきてから、百科事典のように分厚いこの本をぱらぱらとめくって、手軽に出来そうなメニューを探してみる。そして、記念すべき(笑)最初の料理を決めた。今日はこれを夕飯にしよう、というわけである。

Fondue de poulet à la crème (Chicken simmered with cream and onions)
鶏のオニオンクリーム煮とでも訳そうか。というわけで、材料を調えて料理スタート。レシピによると所要時間はだいたい1時間弱というところ。
続きを読む >>

2009年のクリスマス

  • 2009.12.28 Monday
  • 22:16
評価:
Julia Child,Louisette Bertholle,Simone Beck
Knopf
¥ 3,407

JUGEMテーマ:クリスマス

今年も24日から28日まで、ペンシルヴァニア州フィラデルフィア郊外に住む、夫の妹(以下C)の家に行き、クリスマスを過ごしてきた。

夫と婚約した2005年から、変わらないクリスマス。24日の午後にボストンを出て、コネチカット州かニューヨークで軽く夕食をとり、夜に到着。だいたい妹家族は教会のクリスマスミサに出かけており、夫の両親が留守番をしている。やがて妹家族(妹、その夫、その両親、姪二人)が帰ってきてにぎやかになる。

25日はのんびり遅く起きてブランチ。クロワッサン、玉子、チーズ、ソーセージにパンが入ったブランチ用のキャセロールにフルーツサラダ。午後はクリスマスツリーを囲んでのんびりとプレゼントを開ける。

夜はローストビーフのディナー。妹家族の友人であるJ女史が加わる。食後は大人たちはトランプゲーム。Oh Hell!というゲームである。ブリッジとちょっと似たところもあるゲームなのだが、夫の一族はこれがめちゃめちゃ強い。私はたいていいつもビリとかビリから二番目をうろうろしている(笑)。今年もビリから二番目だった・・・。でも楽しいゲームである。

26日は、たいてい映画や美術館などにみんなで出かけて夕食も外で食べる、というパターン。

写真などは、今までのクリスマスのブログを見ていただけると雰囲気がわかると思う。
2005年
2006年
2007年
2008年

今年は二つ、今までと違うことがあった。


続きを読む >>

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< December 2009 >>

お願い

コメント、トラックバックしてくださる皆様、ありがとうございます。

コメント、トラックバック共に、内容が不適切であると判断したもの、商業サイトによるもの、リンクなしのトラックバック、アフィリエイトのみのブログからのトラックバックは削除させていただきます。ご了承ください。

また、商業サイトによる無断(無許可)リンクはお断りさせていただきます。

また、ボストンの観光などについて個別でご質問をいただくことがありますが、なかなか個別の質問にはお答えする時間がありません。申し訳ありませんが、ボストン関連の掲示板などで質問されることをお勧めします。リンクにボストン情報の掲示板のリンクがありますので、どうぞご利用くださいませ。

最後にこのブログに掲載されている写真、文章などすべての内容の転載は固くお断りします。どうかご遠慮ください。

ミル姐の本棚

読書中

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM