ニューヨーク: Second Avenue Deli

  • 2009.05.31 Sunday
  • 12:13
JUGEMテーマ:食べある記|グルメ
(写真はいずれもクリックで拡大します)

5月30日土曜日、二年ぶりにニューヨークで、グループのライブ公演を行った。前回とは違う小さなライブハウスである。短いショーで、9時45分開始と、遅い時間だが、やはりニューヨークでの演奏はわくわくする。

午後2時半に家を出て夫と車でニューヨークへ。それはいいお天気で、夏服でちょうど暑からず寒からずという、理想的な晴れの日である。途中でちょっとだけ事故渋滞があったが、それ以外は問題なく、6時過ぎにはマンハッタンの最初の目的地、2nd Ave Deli に到着。

2nd Ave Deliここは1950年代創業の老舗のユダヤ系デリカテッセンである。50年ほど、実際にマンハッタンの2nd Avenueに位置していたが、大家と話のおりあいがつかなくなり、一時閉店して、二年前に現在の場所(3rd ave から33rd street に入ってすぐ)に再開店となった。ニューヨーク出身で、若い頃にはマンハッタンで数年間働いていたこともある夫にとっては、なじみが深く、大好きな店である。私は夫に連れられて旧店舗に一度来ているので、今回は二度目。



いわゆるKosher Food のデリで、入口はお惣菜屋さん、奥はレストランという形態である。

Inside 1 Inside 2


Mat席に置かれている紙のマットの絵もなんとなくノスタルジックで楽しい。色々ある定番メニューの中から選ぶのだが、いわゆるニューヨークユダヤ社会おなじみのメニューが豊富だ。ちなみにここのメニューを載せているウェブサイトがある。 これは以前の2nd Aveの店舗のものだが、メニューの内容はほぼ今と同じ。夫はもう、大好物のパストラミサンドイッチと朝から決めていたもよう。私は迷ったあげく、Chopped Liverのサンドイッチとマッツォボール入りスープにする。


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大学終了

  • 2009.05.14 Thursday
  • 20:47
 5月14日で大学の春学期が終了した。これで9月までお休みである。音楽教室の方はまだ、6月下旬まで続くが、長距離通勤がなくなると大分気持ちにもゆとりが出るものだ。

大学で今年度から教え始めたソルフェージュと聴音では、なかなか皆、期末試験の出来が良く、私も嬉しかった。一年目、二年目両方のクラスを合わせて、Cは1人だけ、後は全員AかBだったので一安心。一年目のクラスでは、今までまったくこういうことをやっていなかった生徒も数名いて、先学期はかなり苦労していたようだが、みんな頑張ってくれた。先学期より成績が上がり、私も心からほめてあげることが出来たのである。

ところが専攻のピアノの方は今ひとつの出来でがっかりしたのである。はっきり言えば練習不足。実技試験は、副科で取っている生徒1人だけが、進歩のあとを見せるいい演奏をしてくれたし、来年度から作曲専攻にうつる男の子もそれなりに頑張ってくれたが、ピアノ専攻の3人がぼろぼろ。しかも1人は来年四年生でリサイタルもしなくちゃいけないと言うのに。

さんざんお尻を叩いても本人がやらなければ意味がない。残念ながら、このうち2人は、学期中のレッスンも出来がよくなかったのでCである。1人は教育課程もやっているため、Bマイナスより悪い成績をとると、やり直ししなくてはいけない。つまり、留年決定というわけだ。
(アメリカの大学では、途中での留年という制度がないので、彼女の場合、来年と再来年に四年生を繰り返す、という形になる)

この3人は学期中、練習してこないのでレッスンの途中で追い出したことが数度ある。練習しなければレッスンしない、というポリシーでやっているからだ。それでも懲りないのは危機感がないのだろうが、先が思いやられる。夏に宿題を出しておいたので、しっかり練習してくれるといいのだが。


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姉妹都市の訪問団6日目

  • 2009.05.01 Friday
  • 23:54
金曜日は待ちに待った鯨ウォッチングとDuck Tourの日。ところが・・・。

木曜日までは毎日晴れていたにも関わらず、この日は雨。いや、雨だけなら鯨は濡れても平気だし、船も大丈夫なのだが・・風が強い_| ̄|○

8時半にまた地下鉄駅で集合し、地下鉄で水族館駅へ。二回も乗り換えて今回はちょっと大変だったが、みんな地下鉄カードの使い方にもすっかり慣れて堂々たるもの

10時にボストンのロングワーフから出港したが、やはり波が荒かった・・・。船の中をまっすぐ歩けないほどである。こうなることは天気予報でわかっていたので、ほとんどの人が酔い止めを飲んで(私も)臨んだが、それでも敏感な人はやっぱり酔ってしまった・・・。袋とウェットティッシュをたくさん用意しておいて良かったが、こういう予想は当たっても嬉しくない(涙)。

それでも、雨と暴風、波にもまれながら多くの子供たちはたくましく、鯨を見て歓声をあげたり、揺れながら必死に鯨を撮影したり、お決まりの「タイタニックごっこ」に明け暮れたりして、3時間半の荒船旅を楽しんでくれた。良い子たちだこと・・・。

女の子たちが「揺れたし酔うたけど、鯨見れたんやから、それだけの価値あったやんな!」と興奮気味に話しているのを聞いてほっとする。

一つ笑ったのは、ホストファミリーのお母さんと子供たちの話。このお母さん、すごくいい人なんであるが、もんんんんのすごくいきあたりばったりな人で、すごく泣かされた人である(笑)。ホストファミリーが参加する場合、この日の予定は、一ヶ月前に予約と人数確認が必要であったが、当然何も言わなかったので、この家族の分は予約してない。

で、昨夜急にみんなと一緒に行こう!と決めたらしいのだが、私には連絡なし。多分連絡しても「そんなん知らんわ!」と怒られるのがわかってたからだろう(笑)。

で、今朝彼らも別行動でロングワーフに現われてチケットを買ったらしいのだ。 ところが・・・。

私たちの船は、ボストン・ハーバー・クルーズという会社のもの。隣には水族館が出している鯨ウォッチングの船がやはり停泊していた。出港がほぼ同じ時間で、水族館の船が2−3分ほど先に出発。向こうの人たちもデッキに立って、こっちに手を振っている。で、私たちも手を振り返していたら・・・。

あれれ?あの船でこっちに向かって手を振ってるの、D家のママじゃないの?あれ?娘2人と息子も一緒じゃん!

なんと、勝手に間違えて違う船に乗ってたのである!!意味ないじゃん・・・。悪いような気もしたけど笑ってしまった。 いかにも早とちりのD家ママらしいというかなんというか・・・。

さて、下船すると雨はほとんど降っておらず、しっかりした地面に立つとみんなあっという間に船酔いから回復。埠頭でサンドイッチのお弁当(鯨ウォッチングとダックツアーに含まれている)を食べた後、地下鉄で先日訪れた科学博物館へ。ここからボストン名物のダックツアーである。

第二次世界大戦で使用されたアメリカ軍の水陸両用車を使った観光案内サービスは今でこそアメリカ各地にあり、日本でもどこかで始まったらしいが、その発祥はここ、ボストン(1990年代)。人気があるアトラクションなので、団体の場合かなり早めに予約しないと席が取れない。今回は二ヶ月前から押さえたのである。しかも貸切で、私もヘッドセットを着け、通訳することができる。

ボストン市内の名所を回り、最後はチャールズ河に入っておしまい。1時間半ほどのツアーだが、河の中では、生徒たちが順番に操縦させてもらったりして楽しむことが出来た。

そして4時半、スクールバスで帰宅。

さあ、これでグループでの見学はすべて終了した。土曜日と日曜日はホストファミリーデイである。ホストファミリーのメンバーの間で、ポットラックやバーベキュー、ボウリングなどの企画があり、日曜日にはマイナーリーグの野球観戦も希望者のみで企画してあるが、私のガイド兼通訳の役目は、日曜日夜のお別れ会までお休みなのである。そして月曜の朝に空港までの見送りで終了、というわけだ。

お別れ会や月曜の朝はみんな泣くんだろうなあ・・・。と、しみじみ思いながら帰宅したのであった。

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