Long Island Museum

  • 2008.11.28 Friday
  • 22:39
JUGEMテーマ:アメリカ生活

サンクスギビングから一夜開けて28日。毎年サンクスギビングとクリスマスの翌日は、何か家族で出かけるのが夫の家族の習慣である。今年は、実家から車で10分ほどの距離にあるLong Island Museumへでかけた。

博物館看板

こじんまりとした博物館である。ブックストア、案内所(展示も少しある)、そして道路を隔てて馬車博物館、美術館、古い学校、納屋、などがある。ブックストアで入場料を払ってバッジをもらい、それぞれの建物を訪ねる仕組みだ。

美術館は、中での撮影禁止だったが、特集として、Childe Hassam(1859 - 1935)とWilliam Sidney Mount (1807-1868) の作品が展示されていた。

アメリカの印象派画家であるHassamの作品もさることながら、彼の生涯について少し展示があり、これがなかなか面白かった。ボストンの南にある(現在はボストン市内)Dorchesterに生まれたHassamは絵画の勉強でフランスに渡るが、印象派画家たちの自堕落な生活ぶりにはすっかり呆れて、自分は最後まで品行方正かつ健全な生活をしたとのことだ。彼の画風はちょっと一風変わっていた。点描法なのだが、現実の風景にアダムとイブがいたりして、不思議な感じ。

William Sidney Mountは19世紀前半に大変人気があったアメリカの画家で、彼の作品は、どれも当時のアメリカの生活のスナップショットのようだ。20世紀のノーマン・ロックウェルのように、ユーモアと暖かさがあり、リアルな中にちょっとドラマがある。なかなか楽しかった。


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2008年サンクスギビング

  • 2008.11.27 Thursday
  • 23:04
JUGEMテーマ:アメリカ生活

水曜日朝にボストンを出発して、サンクスギビングのため、夫の実家、NY州のロングアイランドへ。猫のミケはお留守番である。同じコンドミニアムに住む動物好きの女性が朝晩通って面倒を見てくれる。

コネチカット州のNew Londonからフェリーに乗ってロングアイランドの東端Oriental Pointへ。ここから車で2時間半ほどで夫の実家に到着する。

木曜日、サンクスギビング当日の朝に夫の妹家族も到着してにぎやかになった。妹家族は、一年おきに夫の両親のところに来る。他の年は、妹の夫の両親と過ごすためだ。

七面鳥の焼き方は2006年の感謝祭の時に書いたので、そちらをごらんいただくとして、今年の食卓はこんな感じになった。(各写真をクリックすると大きなサイズでごらんいただけます)

食卓 今年も伝統的なメニューが並ぶ。アメリカでも人によっては色々新しいものをトライする家庭もあるし、その辺りは人それぞれだが、夫の家族のサンクスギビングはまさに王道という感じ(笑)。

2005年のサンクスギビングから私も一緒に祝うようになり、義母の準備を手伝うようになったが、なかなか楽しい。それぞれ料理法は非常にシンプルなので、時間こそかかるが、手間はそれほどでもないのが、日本のおせち料理とはちょっと違う。

気をつけなくてはいけないのは、冷凍の七面鳥の場合、解凍(冷蔵庫に入れたままで)に数日かかることだ。義母は必ず冷凍ではない、フレッシュなものを予約して前日に買っている。

夫はシングルの時代からデザート担当だが、もちろん自分で作るわけではなく、美味しいベーカリーでパイやケーキを買っていくのである。今年は、我が家の近所にある、それはそれは美味しいベーカリーでアップルパイとパンプキンパイを買った。予約しておいて、水曜日の朝、でがけにピックアップした。

それはそれぞれの料理のクローズアップを。

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夕飯とミケ

  • 2008.11.16 Sunday
  • 21:25
本題に入る前に、15日土曜日のミケ写真。

椅子の上のミケミケの横顔色っぽいミケ
(それぞれの写真をクリックすると拡大サイズで見られます。)

さて、昨日はミケに会いに、日本人の女友達がやってきた。彼女は無類の猫好きなのである。そこで、彼女に夕食を食べていってもらうことにした。食事を作る間、彼女がミケと遊んでくれたので、あまりみゃーみゃー言われずにすんだ(笑)。

といっても、そんなに凝った食事を作ったわけではない。夫と昼間スポーツジムに行った帰り、隣のスーパーでぱっと買い物してきて、簡単に作れるものばかりである(笑)。


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今日のミケ(11月14日)

  • 2008.11.14 Friday
  • 22:11
JUGEMテーマ:ねこのいる暮らし

木曜日、金曜日と、一人で一日お留守番だったミケだが、特に問題もなく無事に過ごしたようだ。
昨日は私が、今日は夫が最初に帰宅したが、けなげな大歓迎ぶりがまた可愛い←完全な親バカ

私が慣れるまでは、しばらく気持ちの上では猫中心の生活になりそうだ。とりあえず、今日の写真を二枚。

ミケと紙袋2 ミケと紙袋
(それぞれクリックして拡大サイズの写真が見られます)

今も足元でおなかを上にしてタヌキ寝入りしている。目はつぶっているものの、ちょっと何かあるとすぐ目をあけてこっちを観察しているようだ。

明日は土曜日でお休みなので、もうちょっと遊んであげられるかな。猫の適応力ってそれにしてもすごい。もうおねだりを覚えました(笑)。下の動画は、お気に入りのおもちゃで必死に遊ぶミケ。

三日目のミケ

  • 2008.11.11 Tuesday
  • 20:48
JUGEMテーマ:ねこのいる暮らし

ミケがやってきて今日で三日目である。すっかりと落ち着いたようで、しっかりご飯を食べ、食べた後はぐっすり眠る。そして起きると甘えに来る。野良猫生活をずっと続けていたせいだろうか、まだ餌をねだる、ということをしない。こちらが餌をあげるまで辛抱強く待っている。餌の用意をし始めると目を輝かせてすりよってくる、という感じだ。けなげだなあ。

今日はVeteran's Dayという祭日でお休みだったので、ミケとも遊んであげたりしてゆっくり過ごすことができた。午後は、夫と1時間半ほど、前述したBikewayを散歩する。最初はあまり気乗りがしなかった夫も、秋の空気の中を歩いているうちにすっかり気分が良くなったようで、
「これはいいね。これからもっと歩こう」
とご機嫌で帰宅した。

下の写真。上左は、日曜、到着後3時間後にすっかりくつろいでいるミケ。残りの三枚は今朝撮ったもの。上右の写真でミケの後ろにある本は、私が先日図書館で借りてきたブラームスの伝記である(笑)。猫と本の取り合わせはなかなかいい。

ミケ 三日目

ベッドの羽毛布団がお気に入りで、食後の昼寝はいつもふかふかの大きな布団の上でのびのびと寝ている。目が覚めると愛嬌をふりまきにくる。食欲は盛んだが、こちらが餌の用意を始めない限り、あまりねだったりしないようだ。アルミ箔のボールを転がすと必死に追いかけたり、カラフルな糸のオモチャにじゃれるのが好きである。

ベランダにも少し出て、鳥の声を聴いたりするが、長居はしない。家の中が気に入っているようだ。何より、他に猫がいないのが気楽らしい。尻尾もあまり振らなくなった。オヤツをあげるときに、後ろ足で立って、こちらの手につかまりながら食べるのがかわいらしい。

夜は私たちの掛け布団の上で寝る。何度も移動するのでそのたびにこちらも軽く目が覚めるが、それもお互い慣れていくのだろう。猫を飼っている、ということが信じられなくて、まだ私はワクワクしている。

ミケが我が家にやってきた!

  • 2008.11.09 Sunday
  • 22:24
JUGEMテーマ:ねこのいる暮らし
突然の報告ですが、猫を飼い始めました。
二週間前に会いに行って決めた子である。拾われたが、拾った人の家の猫と仲良く出来ないので、拾った人が飼い主探しをしていて、私たちがその情報を聞いたのがきっかけだ。

可愛い子で、他の猫は威嚇するけれど、人は好きらしく、人懐っこい。おそらく一歳くらいなので、まだ体つきにも顔つきにも、どこか幼さが漂っていている。拾った人(仮にAさん夫妻とする)は、猫のシェルターのボランティア団体の協力により、予防注射、避妊手術などすべてのプロセスを終了してくれていた。責任を持って可愛がってくれる人を探したい、と言う希望だった。

募集のEメールに気づいたのは夫だった。Aさん夫妻が出した写真がこれである。

ミケ

夫はこれで恋に落ちた(笑)。前々から、今のスケジュールと住環境では犬は無理だけれど、猫なら・・・という話はしていたけれど、積極的に探していたわけではない。縁があれば・・・という消極的な姿勢だったが、夫は、この写真をみて、ビビッと「縁」を感じたらしいのだ。

こういうことは勢いも大事かも、と猫を飼うことが未体験の私は、経験者の夫に任せた。そして二週間前、この子と「お見合い」をしたのである。
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オープンハウス

  • 2008.11.08 Saturday
  • 23:58
JUGEMテーマ:アメリカ生活

木曜日のコンサートに続き、昨日金曜日の夜は、昨日共演した上司の家でのパーティへ。

夕方、早めに仕事を切り上げてきた夫とプロビデンスへ。ロードアイランド州の州都であるプロビデンスは、こじんまりとしているが、アイビーリーグの一校であるBrown Universityがあり、実に綺麗な街だ。

ボストンから夕方、南に行くのは渋滞でなかなか大変である。通常なら1時間ちょっとの道のりを、約2時間ほどかけて到着。

お土産に、前の日記で書いたクッキーを持って参上した。上司は料理好きで、今回は腕をふるってローストチキンを二羽焼いたとのこと。

オープンハウス


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Minuteman Bikewayとクッキーの店

  • 2008.11.07 Friday
  • 23:02
  家の前の木
JUGEMテーマ:アメリカ生活
紅葉の季節もそろそろ終わりである。上の写真は、家の向かいのカエデの木。

さて、7日金曜日は、夕方、大学の音楽科主任の家でのパーティに招かれていた。木曜日のリサイタルでやったトリオの一部をまた演奏するので、音楽教室はお休みを取る。主任の家は、隣のロードアイランド州の州都、プロビデンスにある。うちの大学は、マサチューセッツ州のかなり南部にあり、プロビデンスの方がボストンより近いので、ロードアイランド州から通う職員、教官、学生は少なくない。

そんなわけで、昼間フリーになったので、ふと思い立って、買い物がてら、うちの町のBikewayを散歩することにした。パーティのお土産に、うちの町の有名なクッキー屋さんのクッキーを持っていこうと決めたのである。車なら7-8分で行けるのだが、ジムに行くよりも、景色がいいこの時期、散歩で運動になるならその方がいい。

Minuteman Bikewayは、隣のケンブリッジ市からアーリントン、レキシントン、そしてベッドフォードと、四つの市町村にまたがる自転車用の道である。元々路面電車の線路だったのを、舗装して再利用しているらしい。全長17キロで、サイクリングだけでなく、散歩、ウォーキング、ジョギング、乳母車を押す母親、犬の散歩など、多くの人が利用している。

クッキー屋さんは、アーリントンの西のアーリントンハイツと呼ばれる場所にあり、うちからこのBikewayを通っていくと、だいたい片道3キロ半くらいの道のりである。のんびり写真を撮りながら行っても、多分片道30分から40分というところか。途中であちこちに、一般道路に出られるようになっている。

霧雨だったが、傘をさすほどでもなく、一応折りたたみの小さな傘を小さなバッグに入れ、歩きやすい靴で家を出た。
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ブラームス/クラリネット三重奏の思い出

  • 2008.11.06 Thursday
  • 21:38
JUGEMテーマ:クラシック音楽
今日は大学でリサイタルをしてきた。室内楽である。

音楽科の主任でクラリネット奏者のJと、彼の昔からの友人で、現在ミズーリ州で教鞭を取っているチェリストのCさん(わざわざこのためにカンザスから来てくださった)との共演で、ベートーヴェンのクラリネット三重奏曲作品11と、ブラームスのクラリネット三重奏曲作品114の二曲をやった。

どちらもわりと弾き応えのある曲で、今回はリハーサルが前日のみということもあって、その前にかなりしっかり練習して臨んだ。Jとの共演は二度目なのでわりと気心が知れているが、初めて共演するCさんも実に素晴らしいミュージシャンで、60代のヴェテランに挟まれて、実に楽しく刺激的な演奏だった。尊敬できるミュージシャンと共演する、というのは本当に素晴らしい体験である。室内楽は、多少大変でも、絶対に自分と同等か、それ以上のレベルの人とやるべきである。それでないと、本当に醍醐味は味わえない。

さて、この二曲、特にブラームスには色々と思い出がある。今日はそのことをメインに書こうと思う。ちょっとユニークな取り合わせ(クラリネット・チェロ・ピアノ)だが、私はこれを、ニューイングランド音楽院留学中に勉強する機会に恵まれたのである。もう17年も前のことだ。
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ホットドッグと映画「武士の一分」上映

  • 2008.11.01 Saturday
  • 23:19
JUGEMテーマ:食べある記|グルメ ・ 映画

2007年に日本に行ったとき、行きの飛行機の中で観た映画「武士の一分」が今アメリカで限定上映されているらしい、という情報を入手した。ボストンエリアでは、マサチューセッツ州のほぼ中央にあるWorcester(ウースター)という市にあるClarke Universityという大学で数日に渡って上映されているというのだ。

日本映画をちゃんとスクリーンで観られる機会は少ないし、飛行機の小さいスクリーンで観てとても感動した映画だったので、夫にも観せてあげたい、と思い、この土曜日に出かけてきた。ついでにWorcesterのダウンタウンにある有名なホットドッグ屋さんに行ってみようというおまけつきである(笑)。


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最後にこのブログに掲載されている写真、文章などすべての内容の転載は固くお断りします。どうかご遠慮ください。

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