来週の月曜日(9月1日)はLabor Dayという祭日である。九月の第一月曜日は毎年この祭日で、これがオフィシャルには夏の最後の日」という感覚らしい。
昔のアメリカ人女性は、Labor Dayの後は白い服を着なかった、という話もある。日本での絽の着物と同じようなものだろうか。
さて、最近読んだ本を数冊。
カナダ旅行から聴き始めた「赤毛のアン」シリーズ原書のCDブック。
Anne of Green Gables (赤毛のアン)
Anne of Avonlea (アンの青春)
Anne of Island (アンの愛情)
を聴き終わった。四巻にあたるAnne of Windy Poplars (アンの幸福)は図書館にCDブックがなかったので、その次のAnne's House of Dreams(アンの夢の家)を聴き始めたところだ。
モンゴメリの伝記の後に読んだのは、おなじくモンゴメリのJane of Lantern Hill (丘の上のジェーン)。その後なんとなく違うものが読みたくなった。
おりしも大統領選の真っ最中で、今週は民主党の党大会も行われている。なので、Elliot Rooseveltのハードボイルド、President's ManとNew Deal for Deathを読む。この二冊は他のこの著者のシリーズと違って、ボストンに住むフランクリン・ルーズベルトのハーバード時代の学友で、旧家の出身でリッチな銀行家のジャック・エンディコット・ローウェルが主人公。彼自身は共和党なのだが、友人のルーズベルトに頼まれてマフィアたちと渡り合うお話である。舞台は1932年の民主党大会の前後。一冊目が党大会に至るまで、二冊目がその直後のお話だ。
他の彼の作品と同じで、史実が実にたくみに盛り込まれているので、歴史の勉強にもなって面白い。実在の人物もたくさん登場するので、ときどきネットで誰が架空で誰が実在の人物かを調べたりしながら読んだ。1932年当時のニューヨークとハリウッドのマフィアの関係図が克明に盛り込まれていて、非常に勉強になった。
その後に続けて今読んでいるのも、Rooseveltの作品で、A First Class Murder。これはエリノアが主人公のものだが、今回はフランスの豪華客船、ノルマンディーが舞台である。このシリーズはすぐ読めてしまうので、さて、この後何を読んだものか・・・。