カナダ旅行追記&雑感

  • 2008.07.26 Saturday
  • 22:59
JUGEMテーマ:カナダ

カナダから戻って1週間。写真の整理やブログを書く作業がやっと終わった。毎日夫と合わせて200枚以上の写真を撮ったので、その中から家族に見せるウェブアルバムの写真を選んでアップロードし、キャプションをつけたり、ブログに使う写真を選んだり、と旅行を振り返るにはいい作業である。

ブログに書き漏らしたことや、旅行全体の感想をいくつか書いてみたいと思う。

カナダで印象に残ったことは色々あるが、つくづく自分がカナダについて何も知らなかった、ということを感じた。

アメリカとカナダは隣同士だし、北米の国ということで、似たようなものだと思っていたが、まるで違う。歴史も違うし、少なくても、私が今回訪れたニューブランズウィック、ノバ・スコシア、そして特にプリンス・エドワード島は、私が住むアメリカのニューイングランドより、はるかにイギリス色が強かった。今回、ハリファックスやルイスバーグ、シャーロットタウンでカナダの歴史に少し触れることが出来て、おおいに勉強になり、もう少し勉強したいなあ、と思っている。

「赤毛のアン」シリーズは幼い頃から愛読してきたが、作者のモンゴメリや他の作品にはあまり馴染みがなかったが、今回島を訪れて、モンゴメリの生涯や、他の作品にも興味がわいた。今、彼女の伝記を読んでいるが、なかなか興味深い。彼女自身の経験や性格、考えがアンに投影されている部分と、アンとは違うモンゴメリの性格など、色々と新しい発見がある。この後読む予定の、彼女の自伝やスクラップブックも楽しみだ。

また、B&Bに泊まったので、地元のInn Keeperの人と色々話す機会があって楽しかった。当たり外れもあるが、普通のホテルに泊まるよりずっと色々な人と触れ合えて面白い。


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iPhone 3Gを買いました

  • 2008.07.22 Tuesday
  • 22:25
JUGEMテーマ:iphone

昨年のクリスマスプレゼントに、(実際はサンクスギビングの前に入手したのだが)夫に最初のiPhoneをあげてから半年以上。夫が使っているのを見ていて、なかなかいいなあとは思いつつも、自分が欲しいとは思わなかった。その理由は二つ。

1.ネットは見られるけれど日本語が打てない。
2.ちょっとお値段がねえ・・・。(399ドル)

そしてこの7月11日、新モデルのiPhoneが発売された。今回は日本語をはじめとするアジア言語が入力できるようになり、表示も日本語に出来る。そして、メモリー容量も三種類になり、一番容量の小さいモデルは8GBで199ドル、と、その辺の高性能の携帯と比べてもそんなに遜色のない値段になったのである。

私が使っていた携帯はMotorolaのRazerで、もう二年ちょっとたつ。携帯としてはおおいに気に入っていたのだが、やはり古くなってきて、最近ちょっと調子が悪くなっていた。電池の接続が悪くなったり勝手に電源が切れてしまったり・・・。もういつお陀仏になってもおかしくない、という感じだ。

そこで思い切ってiPhoneに変えることに。最初のiPhoneのときもそうだったらしいが、品切れ続出で、前の晩にネットで調べて、行きたい店に在庫があるかどうかの情報を得るしかない。

月曜日の夜、調べると、家から二番目に近いショッピングモールのアップルストアに在庫があるというので、今日の朝、10時の開店時間に合わせてでかけてみた。
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カナダ旅行9日目〜12キロの橋を渡る

  • 2008.07.20 Sunday
  • 23:29
JUGEMテーマ:カナダ

さて、楽しかったカナダ旅行も今日で終わり。今日は一気に車でプリンス・エドワード島からボストンへ戻る。最終日の走行距離は、約1000キロ。この旅での走行距離を全部あわせると、2,600キロくらいである。

この日の朝食は、トースト(今日は三種類のジャムの中からマーマレードをチョイス)、チキンソーセージ(コロッケみたいに見えるのがそうです)、スクランブルエッグにフルーツ。やっと晴れたので外のテラスで緑の芝生を眺めながらいただく。
20日の朝食


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カナダ旅行8日目(3)〜プリンス・エドワード島シャーロットタウン

  • 2008.07.19 Saturday
  • 23:55
JUGEMテーマ:カナダ
(19日午前中の内容は、前二つのエントリーをごらんください)

30分ほどでCavendishからシャーロットタウンに到着。まずはランチの場所を物色する。昨日車で街中をさっと流したときにみつけたBrewery(ビールを自家製造しているレストラン)が良さそうなので入ってみることにした。 The Gahan Houseである。

19日のランチ

レンガ造りの建物の中に入ると一階がバーレストラン、地下にビール醸造所がある。ビール好きの夫にとって、美味しい地ビールに出会えるのは至福のことらしい。さっそくここのDark Aleを飲みながら絵葉書を書く。

写真下左は、夫が頼んだビーフのメイプルカレー味パスタ。カレー味だが、メープルシロップが入っているので、甘さと辛さでなかなか面白い味。私にはちょっと甘すぎるかな。私が頼んだのは写真右で、こちらはチキンカレー。マッシュルームと紫タマネギのソテーがたっぷり入っていて、ライス(色々な種類の米がミックスされている)にかかっている。それにサラダ。カレーはまさにクリームがたっぷり入ってなめらかな「イギリス風」。かなり美味しかった♪
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カナダ旅行8日目(2)〜モンゴメリの家

  • 2008.07.19 Saturday
  • 23:46
JUGEMテーマ:カナダ食べある記|グルメ

グリーン・ゲイブルスの次は、実際にモンゴメリが祖父母と共に住んでいた、McNeil家跡。その家は既になく、土台と地下室跡だけが残っている。敷地は、今でもMcNeil家の所有であり、モンゴメリの祖父母のひ孫にあたる世代が管理しているそうだ。現在のMcNeil家の白い家が敷地のすぐ隣にある(写真右)。写真左は、敷地内に建てられたブックストアで、ここではモンゴメリの著作や、彼女に関する本が購入できる。(ここでも入場料が必要で、グリーン・ゲイブルスの案内所でこことグリーン・ゲイブルス両方の入場料を合わせて払うことも可能)
McNeil家
ブックストアでは、モンゴメリが雑誌に依頼されて連載した自伝と1970年代に書かれた伝記を購入した。

The Wheel of Things: Lucy Maud Montgomery           The Alpine Path
左:The Wheel of Things: Lucy Maud Montgomery
(モンゴメリーの伝記)
Mollie Gillen
右:  The Alpine Path
(モンゴメリー自身による、結婚するまでの自伝)
L. M. Montgomery
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カナダ旅行8日(1)〜グリーン・ゲイブルス

  • 2008.07.19 Saturday
  • 23:14
JUGEMテーマ:カナダ食べある記|グルメ

19日の朝、8時半頃階下に下りて朝食。このKindred Spirits Country Innは、広い母屋をさらに、コテージが何軒も取り囲んでいる。私たちは母屋の二階に泊まった。部屋はかなり広々しており、ベッドはキングサイズ。ベッドルームとリビングエリア(ソファとテレビがある)は、ガラス戸で仕切れるようになっていた。

朝食は広いダイニングルームで、ビュッフェスタイルである。
19日朝食
この日はパンケーキ(クリームチーズを挟んで二枚セット)にたっぷりブルーベリーをかけたものと、ラズベリースコーンと、カリカリのベーコン。焼き立てのスコーンには、ジャムやマーマレードなどが数種類用意されているし、パンケーキにはもちろん、メープルシロップ。パンケーキは小さいサイズなのがありがたい。コーヒー、紅茶の他に、8種類のフルーツジュースが用意されている。

さて、このCavendishはモンゴメリがその生涯の大半近くを過ごした町であり、「赤毛のアン」のふるさと、Avonlea(アヴォンリー)のモデルである。アンがマリラ、マシューと共に暮らしたグリーン・ゲイブルスのモデルになったのは、モンゴメリの親戚が住んでいた家だ。その家は今でも残っており、現在はカナダの国立公園となっている。

家の中は、「赤毛のアン」にのっとって改装され、原作に忠実に家具なども再現されている。私が住む町の近くには「若草物語」の作者、ルイザ・メイ・オルコットの家があり、こちらは当時の本物の家具や品物が残されていて、厳重に管理されているが、グリーン・ゲイブルスのインテリアは複製あるいは、同じような時代のものをそろえた、ということで、実際モンゴメリの親戚が使っていた、というわけではない。

宿でもたくさん、日本人の観光客を見かけ、朝になると日本人のガイドさんがカナダ人の運転手とともにヴァンでやって来てお客さんを連れ出していた。宿にも日本語のサインや、日本語ツアーのパンフレットがあった。今年は特に「赤毛のアン」出版100周年ということもあり、Cavendishでも力が入っているようだ。

というわけで、最初に行くのはもちろん、グリーン・ゲイブルス。あいにくながら、この日は雨なので、また傘を用意する。
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カナダ旅行7日目〜ノバ・スコシアからプリンス・エドワード島へ

  • 2008.07.18 Friday
  • 23:08
JUGEMテーマ:カナダ食べある記|グルメ

今日はいよいよ、ノバ・スコシアから最終目的地のプリンス・エドワード島へ渡る日である。今日の宿の朝食はイングリッシュマフィンに卵料理(軽いオムレツのような感じ)とホランデーズソース。

Breakfast
さて、ここからプリンス・エドワード島(今後P.E.Iと表記)に行くには一端、ハリファックスの方角へ戻る方が早いのだが、ルイスバーグの北側にあるCape Bretonの海沿いの道の景色が素晴らしいとインキーパーに勧められたので、2時間の回り道をして行くことにした。Cape Bretonの北側にはカナダの国立公園があり、その周辺を海沿いのドライブウェイが走っているのだ。雨が多い今回の旅行だが、この日は空も真っ青に晴れ渡り、絶好のドライブ日和だった。


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カナダ旅行6日目〜ルイスバーグの要塞

  • 2008.07.17 Thursday
  • 23:26
JUGEMテーマ:カナダ歴史

8時半に階下へ下り、朝食。このInnは残念ながら、朝食の部屋はレストランのように個々のテーブルになっており、他のお客さんたちと話す機会があまりないのだった。大きなテーブルでわいわいがやがやがや食べると、そうでもなければ口を聞く機会がない人と色々話すことが出来て、とても楽しいし、面白いのだけれど。そういえば、昨日、The Verandahでは、奇しくも私たちの同じ町の住民のオジサンにばったりでくわしたりして、世の中狭いなあと思ったものである(笑)。

さて、ここの朝食もまたお洒落でデリケートなタイプ。今日はポップオーバー。
朝食(ポップオーバー)
二年前の新婚旅行でメインで食べたポップオーバー(そして家で作った)のは、マフィンの型に入れて焼くタイプだったが、これは平たく焼いて、中に生のイチゴとバナナをたっぷり入れて(少しだけ砂糖であえてあるようだが)クレープのようにしたもの。ほんの気持ちだけ、上に茶色い粉砂糖がかかっている。もっと甘くしたい人はメープルシロップをかけるが、私はこれでちょうど良かった。あまり胃に重たくないのもいい。

朝食をすませていよいよ車で5分くらいの要塞の公園案内所へ。そこで入場料を払い、シャトルバスに乗る。入り江の反対にある要塞までそこから5分くらいである。あいにく、霧が濃くて、何も見えない状態(笑)。気温も低く、雨も降りそうなので、夫婦とも大きな雨傘を用意し、わりとしっかりしたジャケットを着てきた。その後、午後3時くらいまでずっと雨が降ったり止んだり、時にはどしゃぶりにもなったので、つくづく傘を持参してよかった。

この要塞は、カナダにおけるフランスの本拠地とも言える場所であり、1713年から1758年まで、フランス軍の要塞として、また本国からの船の寄港地として、そしてフランス本国に送られる塩鱈の生産地として大きく栄えた。現在の要塞は、1960年代から20年かけて再建したものである。
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カナダ旅行5日目〜ハリファックスからルイスバーグへ

  • 2008.07.16 Wednesday
  • 22:07
JUGEMテーマ:カナダ ・食べある記|グルメ 

5日目の今日は、ハリファックスのThe Verandah B&Bを出発し、ノバ・スコシアの東端近くにあるLouisbourgという町へ。ここは18世紀にフランス軍の要塞があったところだ。長いドライブになるのでしっかりと腹ごしらえ。昨日と同じような献立で、特にチェダーチーズとフランスパンが美味しく、旬のイチゴもたっぷりと食べてから出発。
Verandah B&B

閑静な住宅街の中にあるこのInnはなかなか面白かった。Inn Keeperのジョーンはかなり個性があるので(笑)、万人向けとは言えないが、細かいことを気にしない人なら、場所の便もいいし、悪くない宿である。犬のCody君もかわいかったし・・・。ここは朝ごはんがとても良かった。他のInnのような、一人一人にコースで出すようなタイプではなかったが、テーブルに色々ジャム、チーズ、パン、ヨーグルト、フレッシュなイチゴ、ワッフルにシロップ、バター、と並んでいるのが、いかにもカナダらしい感じがしたし、大きなテーブルを囲んで他のお客さんやジョーンと会話を楽しみながら、自分の好きなものを食べる、という家庭的なスタイルが、私には合っていた。

でも次回ハリファックスに来るときは、別のInnを試してみたい気も(笑)。
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カナダ旅行4日目〜ハリファックス(2)

  • 2008.07.15 Tuesday
  • 23:02
JUGEMテーマ:カナダ   ・ 食べある記|グルメ

Pier21
州議事堂の後は、Pier 21へ。現在はクルーズ船の停泊地だが、船がヨーロッパからの主要な交通手段だった時代、ここはヨーロッパからカナダへ来る人々にとって、カナダの玄関口だった。内陸部や西の方に行く人々もここで船を降り、入国して、そしてここから鉄道で旅立って行ったのである。アメリカで言うとちょうど、ニューヨークのようなものだ。今ではすっかり飛行機に取って代わられてしまったが、19世紀から20世紀半ばごろまで、ここを多くの人々が通過していったのである。


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また、ボストンの観光などについて個別でご質問をいただくことがありますが、なかなか個別の質問にはお答えする時間がありません。申し訳ありませんが、ボストン関連の掲示板などで質問されることをお勧めします。リンクにボストン情報の掲示板のリンクがありますので、どうぞご利用くださいませ。

最後にこのブログに掲載されている写真、文章などすべての内容の転載は固くお断りします。どうかご遠慮ください。

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