冬のニューイングランド
- 2008.01.28 Monday
- 13:37
JUGEMテーマ:地域/ローカル
JUGEMテーマ:アメリカ生活
今日は夫の仕事がらみで下見する場所があったので、二人でドライブに出かけた。ドライブしたのは、マサチューセッツ州の中央北部、ニューハンプシャー州との境に近い辺りだ。朝から雪が降っており、田舎の道はなかなかきれいだった。
マサチューセッツ州中央部にはWorcester(ウースター)やSpringfield(スプリングフィールド)など、わりと大きな町もあるが、ほとんどは田園風景や森林が広がる。90年代からの家の価格の高騰で、そんな田舎にもどんどんと家が建ち始めて少しずつ風景は変わって来ているが、多くの町は中心に小さな広場があり、白い木造の町役場や教会が広場を取り囲んでいるところがほとんどだ。大きなスーパーやショッピングモールは、高速の近くなど、町の中心からは離れており、町役場の近くにはたいてい、昔ながらのジェネラルストアがある。今日のように雪で覆われているとアスファルトも見えず、静かな雪の日曜の午後は車も通らず、まさに昔のテレビドラマ「大草原の小さな家」に出てきたあの、町の広場を彷彿とさせるのだ。
町の中心には必ず教会がある。一軒だけでなく、宗派別に何軒も建っているところも少なくない。昔は、町役場、教会、学校、店など人が集まる建物はすべてこうやって町の広場に建てられていた。この町でも、広場をはさんで、この教会の向かいに白い木造の町役場がつつましく建っていた。19世紀に成立した町のようだ。