読書レビュー:シャンディ教授シリーズ二作目
- 2007.09.30 Sunday
- 20:11
Luck Runs Out
Charlotte MacLeod
邦訳はこちら↓
蹄鉄ころんだ (創元推理文庫)
ピーター・シャンディ教授シリーズの第二作目。
バラクラヴァ郡の名物行事と言えば、馬の競技大会。大学秘伝のローカル種のバラクラヴァ・ブラックの馬たちの活躍が期待され、今年もスヴェンソン学長の優勝は確実、そして学長の娘のボーイフレンドも青年の部の優勝候補になっていた。
そんな折、シャンディと妻のヘレンが夕食に招いた蹄鉄工の女性がその晩に殺される。夕食に同席した家畜学部のストット教授に疑いがかかるが、同時にストット教授が心血を注いで育てた牝豚が誘拐され、事件はいよいよ混沌としていく。蹄鉄工の家系は先祖代々バラクラヴァ大学の馬の蹄鉄を担当してきた。ハンサムな甥が到着して仕事を再開するものの、事件の解決はシャンディ教授にかかっている。学長の娘ブリジットの奇妙な行動は果たして事件と関係があるのか?
そして、サウス・ダコタから到着したヘレンの友人イドゥーナ。彼女をめぐる恋の鞘あての行方は?シャンディの目論見どおり、隣のエイムズ教授とイドゥーナの縁結びは可能なのか?
(以下ネタばれ含みの感想です)