映画レビュー:ジェームス・ボンド新作 Casino Royale

  • 2006.11.28 Tuesday
  • 21:13
サンクスギビングの翌日、夫や夫の家族全員で映画を観に行って来た。

Casino Royale。007の新作である。

007シリーズはアメリカでも根強い人気があり、ケーブルテレビで過去のシリーズの一気放映なんかも毎年やっている。人気はやはりショーン・コネリーとロジャー・ムーア。ピアース・ブロズナンもまあまあ好評だった。今回の新ボンドはダニエル・クレイグ。さて、どんな感じになりますか・・・。

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感謝祭のディナー:七面鳥を焼く

  • 2006.11.23 Thursday
  • 23:34
水曜日の朝に夫の車で家を出て、NY州ロングアイランドにある夫の両親の家へ。私も今回で4回目となり、すっかり里帰りの気分になってきた。残念ながら今日は東海岸に低気圧が近づいていて、NYに近づけば近づくほどお天気は悪くなってきて、コネチカット州ブリッジポートのフェリー発着場についたときには、どしゃぶりの雨と風で寒くなってきた。午後3時半の出航が大幅に遅れて、港を出たのが4時くらい。とにかくものすごい揺れで、前回お天気のいい日に利用したときとは比べ物にならなかった。かなり大きな船だったが、まっすぐ歩けないほど揺れて、家族連れで、吐いている子供もいたりして気の毒だった。私も船酔いしそうだったので、揺れる方向に身体の向きを変えて座り、ひたすら目をつぶっていた。思ったより早くロングアイランドのポート・ジェファーソンに着いてほっとする。そこから45分くらいで実家へ。夫の両親とレストランに行き、夕食をすませて帰宅し、11時頃休む。

翌朝は、8時頃起きて、シャワーを浴びたあと、9時半頃に、夫と一緒に近くのスターバックスへ行き、コーヒーを買って戻ってくると、妹家族が到着していた。彼らはフィラデルフィアを朝早く出て車でやってきた。大学生と高校生の姪たちは眠くて仕方ないようで、それぞれ好きな朝食を自分で作って食べた後、ベッドルームに行き、昼寝。私と義姉C(夫の妹だが私より年上)は、義母を手伝って七面鳥の支度。ちゃんと誰かが七面鳥を焼く手伝いをするのは、これが始めてなので、私はかなり好奇心でわくわく。要所要所で写真を撮りながらお手伝いした。

七面鳥まず、袋から出した七面鳥を軽く冷水で洗って、内臓を取り出す。ギブレットと呼ばれる部分、またレバーなどはすでにビニール袋に入っている)がおなかの空洞の部分に入っている。人によっては、これを刻んでグレイビーのだしに使ったりもするようだが、義母は使わない。そのままゴミ箱行きだった。内臓好きの人が見たら勿体無いと思うのだろうけど。
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音楽:「のだめ」と楽語の微妙な違い

  • 2006.11.21 Tuesday
  • 22:58
「のだめカンタービレ」という、音大生活を題材にした漫画が今人気らしい、ということはネットで前から目にしていた。そして、それがこの秋ドラマ化されたことも。

でも、ネットでわざわざ日本の漫画を買ったり(昔好きだったものをのぞく)、日本のテレビドラマをビデオで借りる(ボストンには何軒かそういう日本人相手のビデオレンタル屋がある)ということを今の私はしないので、自分には縁の無い話だな〜、と読み流していた。

ところが、出入りの読書掲示板でも漫画のファンがけっこういることが判明。そして、ドラマの方も、日本在住の人は数名観ているようで、話題になった。音大出身の私が観たらどういう感想を持つのか興味がある、という話になった。

そこへ、やはりアメリカ在住の方が、
「AZN TVで日曜の夜にやっていますよ」
と教えてくださったのである。

AZN TVとは、ケーブルのチャンネルの一つで、アジアの番組を専門に放送している。中国、韓国、日本、東南アジアなどがそれぞれ決まった時間帯にニュースやバラエティ、ドラマを放送しているのだ。昼間にフジサンケイニュースをやっているらしいが、最近は家でゆっくりテレビを見るのは夫と映画を見るかニュースを見るか、という程度なので、全然チェックしていなかった。そこで、じゃあ話の種に、とビデオで録画してみた。

第三話だったので、設定などはなんだかよくわからなかったけれども(笑)、それなりに面白かった。どれだけリアルか?と聞かれると、私の日本の音大時代ははるか昔なので、ちょっとずれているだろうが、まあ、それっぽい部分もそれなりにあったと思う。見ていて腹が立つとか、「違うだろー」とムキになって突っ込みたくなるようなこともそんなになかったので、まあ上出来なのだろうと思った。ミルヒ役の竹中さん、すごく漫画らしくて良かったです(笑)。
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ふくろうダイナー

  • 2006.11.19 Sunday
  • 22:20
Owl Diner 外観






今日日曜日、いつもおなじみの、北の町にあるダイナーへブランチに行ったら、タイミングが悪くて長蛇の列。それなら、ということで、ひさしぶりにL市にあるこの「ふくろうダイナー」へ。ここは老舗で、ローカルの人に人気のあるダイナーだ。
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映画レビュー:ロビン・ウィリアムス主演の政治風刺

  • 2006.11.18 Saturday
  • 21:13
Man of the Year
主演:ロビン・ウィリアムス
その他出演:クリストファー・ウォーケン、ローラ・リニー、ルイス・ブラック、ジェフ・ゴールドブラム、その他マスコミ有名人のカメオ多数
監督及び脚本:バリー・レヴィンソン

コメディアンで、政治風刺の番組をやっているトム・ドブスは、ちょっとしたファンの一言がきっかけで、なんと無所属で大統領選挙に出馬することになってしまった。マネージャーやスタッフの全面協力を得て、またファンの草の根運動に支えられ、人気を博すドブス。

一方、今年の選挙から、全面的にコンピュータのタッチスクリーン方式による選挙方式が全国的に導入された。このコンピュータとプログラムの政策を請け負った会社のプログラマーのエレインは、ある重大なバグに気づき、経営陣に報告するが、株価を下げたくない経営陣はその報告を握りつぶし、バグは修正されないまま選挙を迎えてしまった・・・。

(以下はネタバレになりますのでご注意ください)
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愛読書レビュー:石井好子さんの料理エッセイ2冊

  • 2006.11.18 Saturday
  • 11:56
パリ仕込みお料理ノート
パリ仕込みお料理ノート
石井 好子

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
石井 好子(画像無し)

出入りの読書掲示板で紹介したら、自分もまた読みたくなって、本棚から取り出して再読してしまった2冊。

「パリ仕込み・・・」の方は、小学校の1年くらいのとき、母の本棚から持ち出して読んで以来病みつきになって、何度も何度も読んだ本だ。当時は「ふたりのこいびと〜シャンソンと料理」というタイトル(1970年出版)だった。今手元にあるのは文庫本で、タイトルも変わり、加筆されたもの。私が料理やグルメエッセイ本を好きになった原点とも言える本である(やや大げさかな)。
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映画レビュー:けったいなキャラ続出のSFコメディ

  • 2006.11.14 Tuesday
  • 22:30
銀河ヒッチハイク・ガイド
銀河ヒッチハイク・ガイド
サム・ロックウェル

アメリカ人に、この映画の原作本を勧められたことがあるが、SFはつい敬遠してしまうので未読のまま現在に至っている。どうやらイギリス映画らしい。少なくとも舞台はイギリス(最初は)になっているし、主人公の英語はブリティッシュアクセントだ。

SF映画というと、壮大なスペースオペラが多いけれど、これはとても軽い味わいのコメディで、主人公からしてさえない若い男性である。その友達が実は銀河宇宙のヒッチハイカーで、ガイドブックを書くためあちこちの惑星を旅している。某星の星人が、宇宙工事のため、地球をぶっつぶすことになり、この友人のおかげで主人公は救われるものの・・・。
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コネチカット州New Havenの老舗ピザ屋さん

  • 2006.11.11 Saturday
  • 22:09
土曜日はNY州での用事を午前中にすませてから、昼過ぎにボストンへ向けて帰路につく。

大学に寄って私の車をピックアップしなくてはいけないので、いつもの最短距離ルートではなく、I-95 を使って海沿いに北上する形に。では、ランチはコネチカット州New Haven(イエール大学がある町)のFrank Pepe Pizzeria Napoletanaへ。1925年創業のこのピザ屋さんはNew Havenの名物だ。私たちはここへ来るのは2回目。
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ケープ・コッド(2日目)

  • 2006.11.10 Friday
  • 23:34
Kennedy Memoria;金曜の朝、ホテルの部屋のカーテンを開くと、それはそれはいいお天気。夫は8時半に会議へでかけ、私はのんびりとシャワーを浴びて朝食を取ったあと荷造りして、11時頃ホテルをチェックアウト。車に荷物を積み込んで、昼間はのんびりHyannis見物である。Hyannisの絵地図をみながら、まずは海辺へ。Veteran's Parkというきれいな公園があるので車を止める。日本ではヴェテランという言葉は、その道の達人とか、キャリアが長いとか、そんな意味で使われることが多いが、アメリカでは、あくまでVeteran=退役軍人、元兵士、という意味で使われる。各地にVeteranの組織団体があるし、Veteranは車のナンバープレートも専用のものがある。おりしも、明日11日はVeteran's Dayである。この公園には、Korean Warの記念碑もあった。写真は、公園内にあるケネディ大統領の記念碑。ケネディ本家邸宅はここから車で5分足らずの海沿いにある。高級住宅街の中にある巨大な邸宅だが、奥まった小道の突き当たりになり、一般の人はご遠慮ください、という看板が小道の入り口に掲げられている。そりゃあそうだろうなあ。でないとアメリカ人は遠慮しないから、どかどか押しかけて来そうだ。


Hyannis Beach







公園のビーチ。ケネディの記念碑は、このビーチを見下ろす芝生の公園の中にある。公園にはバーベーキューが出来る装置やピクニックテーブルが設置されていて、夏はかなり賑わいそうだ。今はシーズンオフなので静かなもので、犬と散歩に来ている住民がちらほらいる程度で、あとはカモメに占領されていた。近寄っても全然逃げないカモメたち。どこへ行っても、アメリカの鳥は度胸が座っている。
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ケープ・コッド(1日目)

  • 2006.11.09 Thursday
  • 23:15
先週の水曜日は、大学の仕事終了後、近くで夕食をすませたあと、一路Cape Codへ。マサチューセッツ教育委員会連合の年次大会が水曜日から金曜日までCape CodのHyannis(ハイアニス)という町で開かれているのだ。私は木曜日がオフで、金曜日のディナーパーティに一緒に出席することになっているので、金曜日もお休みを取って、ケープコッドに2泊することにしたのだ。大学はマサチューセッツの南部、ロードアイランド州との州境に近い。ここからひたすら東へ向うと、大西洋にむかって突き出しているCape Cod(タラ岬)に到着する。Hyannisは、この半島のちょうど肘のように見える部分の下の方だ。(リンク先の地図参照)大学から約1時間半、どしゃぶりの雨の中、高速をドライブして、Hyannisに到着。ホテルはお金持ちの人々の小型飛行機が発着するHyannis Airportの向かいだ。ちなみに、ケネディ大統領の息子さんが亡くなったあの飛行機事故も、この空港に向う途中でのことだった。このHyannisにはケネディ家の総本家があり、そこでの一族の結婚式に出席しようとして飛行中に起きた悲劇だったのだ。

私の到着とほぼ同じ頃、会議とディナーのすんだ夫もホテルに戻ってきた。ホテルではワイヤレスインターネットが無料なのがありがたい。木曜、金曜と、夫は昼間会議で忙しいので、私は1人でのんびりと休日を満喫する予定である。

木曜の午前中はまだ、少し雨が降っていた。夫を会議に送り出した後、ホテルのレストランへ行き、新聞を読みながら朝食。ホテルの朝食と言うと、たいていダイナーなどに比べてとても値段が高いのだけれど、ここはダイナー並みの値段で、しかもサービスがとてもよく、大いに満足。新聞は、火曜日の総選挙の結果でもちきりである。女性初の下院議長に就任し、副大統領についで、大統領に何かあったときに代任となるポジションについたナンシー・ペロシ女史の記事が一面を飾っている。
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