日曜日は、午前中にフィラデルフィアを出発し、再びペンシルバニア州からニュージャージー州へ、そしてBear Mountainのそばからハドソン川を渡ってニューヨーク州へ。途中ニューヨーク州のSeven Lakes Parkwayという自然公園の中のドライブウェイを通過。まだ紅葉は少し始まったばかりでほとんどの木は緑だが、きれいな湖からパチリ。ここは文字通り、ドライブウェイ沿いに7つの湖があり、富士五湖を思い出させた。雲ひとつなく晴れ上がったまさに「天高し」の秋空で、それを映した鏡面のような湖水が印象的だ。
シカゴでも行ったOriginal Pancake Houseがこの辺りにもあり、1時頃立ち寄って昼食。彼はシカゴと同じ、シルバーダラーパンケーキ(右)を頼み、私は前からちょっと興味があった蕎麦粉のパンケーキ(左)を頼んだ。この蕎麦粉のパンケーキ、子供の頃からの愛読書、ローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」シリーズの「農場の少年」や「長い冬」に登場するので、前から気になっていたのだ。日本人にとって蕎麦と言えば麺か蕎麦がきくらいしか思いつかないが、蕎麦の粉でパンケーキとはどんな味だろう?と思っていたのだ。
The Little House Cook Bookによると、蕎麦粉2、小麦粉1の割合で作るとのこと。普通の小麦粉パンケーキに比べると、ちょっとぽそっとした舌触りではあるものの、ほのかに苦味があるような感じで、とても素朴で、しかもなんとなく「身体に良さそうな」味(笑)。私はこれも好きだったけれど、やっぱりパンケーキの身上はふんわりとシロップを吸い込んでくれる枕のような柔らかさなわけで、そういう意味では小麦粉だけの方がそれらしいとも言える。なんにせよ、色はややグレーっぽい茶色で、普通のと並べると違いはかなりはっきりしている。
食後、ハドソン川の東側を北上して、7月にも立ち寄ったHyde Parkへ。ここは
フランクリン・ルーズベルト大統領が住んだところで、
彼の大統領図書館と博物館および私邸がある。もともとニューヨークシティに住んでいたルーズベルト家だが、フランクリンの父親の代に、このハイドパーク(シティから約80マイル=129キロほど)に引っ越して以来、大統領が亡くなるまで、彼の私邸だったところだ。前回は時間がなく、ギフトショップを見ただけだったので、今回は私邸見学。