サンクスギビング旅行4〜6日目: 大雨とDunes Park
- 2014.11.25 Tuesday
- 22:47
火曜日は朝から大雨。予報では、水曜日の午前中まで降り続くということで、それでもサンクスギビング当日はいいお天気になりそうでほっとする。
火曜日の午前中は義母のお供でキルトクラブへ。引退してキルトを楽しんでいる熟女の皆様にお会いしてきた。二年前にも行ったので覚えていてくれた人も多い。現役時代はニューヨークやニュージャージーに住んでいた人も多い。東海岸北部で働き、引退後はフロリダ、という人は多いのだ。今、夫の両親が冬に住んでいるこのフロリダの家も、夫の父方の祖父がニューヨークで働き、定年後に引っ越して亡くなるまで住んでいた家なのである。その祖父は亡くなるまで一度もニューヨークには戻って来なかったそうだ。フロリダの気候がよほど気に入ったのだろう。
義母はこの日はあまり長居しなかったが、みんな色々なプロジェクトに取り組んでいて、年が開けたら行われる展示会に出す共同作品(オークションにかけて、クラブの費用を稼ぐ)の作業や、それぞれ誰かにあげるプレゼント作りなどに励んでいた。それぞれ自分のミシンを持ち込んであちこちで作業が進む。出来上がった作品を持ってきてみんなに披露したりもする。
オークションのメイン出品である共同作品がこれ。メンバーのそれぞれが一区画のアップリケを担当している。義母の分はまだ未完成だが、帰宅してから見せてもらった。色とりどりの花々が色々な意匠であしらわれていてゴージャスだ。
皆さんが持参しているミシンはもちろん、持ち運びできる電動式なのだが、こんな古いミシンもちゃんと改造して電動式にしている。実家のミシンもけっこう古い足踏みを電動式に改造したものだが、このミシンは祖母が愛用していた足踏みに良く似ていて、本当に古いタイプだ。この時代の黒くて艶があって、曲線が綺麗なミシンを見るといつも祖母を思い出して目が離せなくなってしまう。
こちらはメンバーの一人が披露していた完成間近のキルト。パターンはシンプルだが、一つ一つの布地がとても面白い。近くでよく見ると、色々な柄、色があり、作っている女性は「これは私の人生、経験がすべて入っているのよ」と言っていた。かつて住んだ州の風物、行った場所などを象徴する絵柄や色を選んでいるのだ。奥が深いなあ。
午後は家でのんびりし、近くのステーキハウスで早めの夕食。そして私と夫はレンタカーでオーランドの空港へ。夫の妹夫婦がフィラデルフィアから飛行機でやってくるのだ。相変わらず激しい雨が降り続いており、ショッピングモールの中にあるステーキハウスの前の駐車場は、車が通れないほど水が深くなっていた。車じゃなくて箱舟が要るね、とジョークを飛ばしながら、雨の高速を一時間ほど走ってオーランドへ。飛行機のルートも、直線コースでは嵐の中を通るので、遠回りして半円を描くように大西洋を通ってきたので少々遅れたが、無事に到着した。
両親の家は狭く、客用寝室は一部屋しかないので、この日からは家から1ブロックのところにあるホテルへ。二年前と同じだ。
水曜日は午前中に義母と義妹とサンクスギビングのための食料品の買出し。午後は家でのんびりした。夜はハンバーガーとサラダで簡単な夕食。夜は恒例のトランプゲーム。雨は昼過ぎにやんだが、昨日からの雨量は相当なもので、すぐ近所では床上浸水もあったようだ。基本的に夫の両親の家があるエリアは砂地なので、こういう時はちょっとした家の構造ですぐ浸水してしまう。ローカルテレビ局の取材車両が2ブロックほど離れたところにきていて、そこで取材された家の様子が正午、夕方、夜のニュースで繰り返し流れていた。サンクスギビングに備えてクランベリーソースを作っていたら浸水が始まった、と話す高齢の男性の動画が何度も流れたのでその顔も台詞も覚えてしまったほどだ。午後には少し水が引いて無事にサンクスギビングを迎えられたことを祈る。家のそばの二本の道路の間には排水用のくぼみがあり、普段は青々とした芝生が椰子の木に囲まれているのだが、ここも完全に池になっていた。
そしてサンクスギビング当日の木曜日。やっと晴れた。
火曜日の午前中は義母のお供でキルトクラブへ。引退してキルトを楽しんでいる熟女の皆様にお会いしてきた。二年前にも行ったので覚えていてくれた人も多い。現役時代はニューヨークやニュージャージーに住んでいた人も多い。東海岸北部で働き、引退後はフロリダ、という人は多いのだ。今、夫の両親が冬に住んでいるこのフロリダの家も、夫の父方の祖父がニューヨークで働き、定年後に引っ越して亡くなるまで住んでいた家なのである。その祖父は亡くなるまで一度もニューヨークには戻って来なかったそうだ。フロリダの気候がよほど気に入ったのだろう。
義母はこの日はあまり長居しなかったが、みんな色々なプロジェクトに取り組んでいて、年が開けたら行われる展示会に出す共同作品(オークションにかけて、クラブの費用を稼ぐ)の作業や、それぞれ誰かにあげるプレゼント作りなどに励んでいた。それぞれ自分のミシンを持ち込んであちこちで作業が進む。出来上がった作品を持ってきてみんなに披露したりもする。
オークションのメイン出品である共同作品がこれ。メンバーのそれぞれが一区画のアップリケを担当している。義母の分はまだ未完成だが、帰宅してから見せてもらった。色とりどりの花々が色々な意匠であしらわれていてゴージャスだ。
皆さんが持参しているミシンはもちろん、持ち運びできる電動式なのだが、こんな古いミシンもちゃんと改造して電動式にしている。実家のミシンもけっこう古い足踏みを電動式に改造したものだが、このミシンは祖母が愛用していた足踏みに良く似ていて、本当に古いタイプだ。この時代の黒くて艶があって、曲線が綺麗なミシンを見るといつも祖母を思い出して目が離せなくなってしまう。
こちらはメンバーの一人が披露していた完成間近のキルト。パターンはシンプルだが、一つ一つの布地がとても面白い。近くでよく見ると、色々な柄、色があり、作っている女性は「これは私の人生、経験がすべて入っているのよ」と言っていた。かつて住んだ州の風物、行った場所などを象徴する絵柄や色を選んでいるのだ。奥が深いなあ。
午後は家でのんびりし、近くのステーキハウスで早めの夕食。そして私と夫はレンタカーでオーランドの空港へ。夫の妹夫婦がフィラデルフィアから飛行機でやってくるのだ。相変わらず激しい雨が降り続いており、ショッピングモールの中にあるステーキハウスの前の駐車場は、車が通れないほど水が深くなっていた。車じゃなくて箱舟が要るね、とジョークを飛ばしながら、雨の高速を一時間ほど走ってオーランドへ。飛行機のルートも、直線コースでは嵐の中を通るので、遠回りして半円を描くように大西洋を通ってきたので少々遅れたが、無事に到着した。
両親の家は狭く、客用寝室は一部屋しかないので、この日からは家から1ブロックのところにあるホテルへ。二年前と同じだ。
水曜日は午前中に義母と義妹とサンクスギビングのための食料品の買出し。午後は家でのんびりした。夜はハンバーガーとサラダで簡単な夕食。夜は恒例のトランプゲーム。雨は昼過ぎにやんだが、昨日からの雨量は相当なもので、すぐ近所では床上浸水もあったようだ。基本的に夫の両親の家があるエリアは砂地なので、こういう時はちょっとした家の構造ですぐ浸水してしまう。ローカルテレビ局の取材車両が2ブロックほど離れたところにきていて、そこで取材された家の様子が正午、夕方、夜のニュースで繰り返し流れていた。サンクスギビングに備えてクランベリーソースを作っていたら浸水が始まった、と話す高齢の男性の動画が何度も流れたのでその顔も台詞も覚えてしまったほどだ。午後には少し水が引いて無事にサンクスギビングを迎えられたことを祈る。家のそばの二本の道路の間には排水用のくぼみがあり、普段は青々とした芝生が椰子の木に囲まれているのだが、ここも完全に池になっていた。
そしてサンクスギビング当日の木曜日。やっと晴れた。